クロネコヤマトの単身パックは、一人暮らし向けのお得な引越しプランです。それでは、具体的に費用はいくらかかるのでしょうか。
クロネコヤマトのホームページには、単身パックの料金目安が書かれています。ただし、その金額はすべての条件がそろった場合の「最安値の料金」です。したがって、実際の料金はもっと高くなります。
そこでこのページでは、実際の「荷物量」と「移動距離」を想定した上で、クロネコヤマトの単身パックにかかる料金目安を具体的に紹介します。さらに、単身パックの料金が高くなるポイントや、割引サービスについても解説します。
クロネコヤマトのホームページに記載された料金は、あくまでも単身パックが最安値の場合
クロネコヤマトのホームページを見ると、下記の画像のように、単身パックの料金目安が書かれています。
実際の料金はもっと高くなるので注意
ただし、この金額は「同一市内」の引越しで利用した場合です。
さらに、各種割引がすべて適用されています。
つまり、ホームページに載っている金額は、単身パックの「最安値の料金」ということです。
確かに、単身パックはお得なプランではあります。しかし、それはある程度条件がそろっている場合です。
実際は、移動距離や荷物量・種類、引越し時期などによって、単身パックの料金は大きく変わります。場合によっては、通常プランより割高になってしまうケースもあります。
ですから、まずは単身パックの相場を把握することが重要です。その上で、クロネコヤマトから見積もりを取り、お得なのかどうか判断するようにしてください。
実際にクロネコヤマトの単身パックを利用したときの料金【東京~大阪間の場合】
それでは、クロネコヤマトの単身パックはいくらかかるのか、具体的にチェックしていきましょう。まずは、「東京~大阪間」のシミュレーション結果を紹介します。
なお、単身パックの料金をリサーチするに当たり、荷物の量や種類を具体的に想定する必要がありました。ここで紹介する料金目安は、以下の荷物量を想定して算出したものです。
【想定した荷物量】
- テレビ(29型)
- 冷蔵庫(2ドア)
- 洗濯機
- 電子レンジ
- 衣装ケース3個
- ふとん袋1つ
- 姿見鏡
- 照明器具1個
- ダンボール大5個
- ダンボール小5個
- ソファ(2人掛け)
※単身パックのBOXにソファまでは収まりません。したがって、ソファは単品で別送する想定です。
つまり、下記の料金は、「単身引越サービス(単身パック)」と「らくらく家財宅急便」を合わせたものになります。
※単身パックを利用する際、荷物がBOXからあふれてしまうのは良くあるケースです。よりリアリティのある金額を算出するための想定なので、あらかじめご了承ください。
3月末(繁忙期)の料金目安【東京~大阪間の場合】
3月末の週末 | 3月末の平日 |
66,960円 | 66,960円 |
※3月20日~4月10日の引越しシーズンは、「平日割引」「早期申込割引」が適用されません。
5月上旬(通常期)の料金目安【東京~大阪間の場合】
5月上旬の週末 | 5月上旬の平日 |
58,428円 | 56,268円 |
お得なイメージの単身パックですが、上記の金額を見ると「意外と高い!」という印象を受けます。やはり、ソファの別送費用がかかっていることが大きく影響しています。
もちろん、ボックス1つに収まる荷物量であれば、ここでの金額より安くなることは理解しておいてください。
長距離引越しでクロネコヤマトの単身パックを利用したときの料金【東京~福岡間の場合】
さらに距離を伸ばし、「東京~福岡間」の料金をシミュレーションしてみます。
なお、前項と同様、ここでの料金目安は、以下の荷物量を具体的に想定して算出したものになります。したがって、荷物量よって単身パックの料金が変わるのは、ご了承ください。
【想定した荷物量】
- テレビ(29型)
- 冷蔵庫(2ドア)
- 洗濯機
- 電子レンジ
- 衣装ケース3個
- ふとん袋1つ
- 姿見鏡
- 照明器具1個
- ダンボール大5個
- ダンボール小5個
- ソファ(2人掛け)
※単身パックのBOXにソファまでは収まりません。したがって、ソファは単品で別送する想定です。
つまり、下記の料金は、「単身引越サービス(単身パック)」と「らくらく家財宅急便」を合わせたものになります。
※単身パックを利用する際、荷物がBOXからあふれてしまうのは良くあるケースです。よりリアリティのある金額を算出するための想定なので、あらかじめご了承ください。
3月末(繁忙期)の料金目安【東京~福岡間の場合】
3月末の週末 | 3月末の平日 |
88,020円 | 88,020円 |
※3月20日~4月10日の引越しシーズンは、「平日割引」「早期申込割引」が適用されません。
5月上旬(通常期)の料金目安【東京~福岡間の場合】
5月上旬の週末 | 5月上旬の平日 |
76,140円 | 73,980円 |
当然ながら、長距離の引越しともなると、単身パックでも料金は高額です。上記より荷物量が多くなると、BOXを追加しなければいけなくなります。そうなれば、料金は2倍、3倍と高くなっていきます。
したがって、いくらお得な単身パックとはいえ、荷物量や移動距離によっては高額な料金になることは良く覚えておきましょう。
3月~4月の繁忙期にクロネコヤマトの単身パックで引っ越すと、料金はいくら高くなる?
ちなみに、3月~4月の引越しシーズンは、どこの業者でも料金が3~5割ほど高くなります。それでは、クロネコヤマトの単身パックの場合、引越しシーズンの料金はどのくらい高くなるのでしょうか。
したがって、引越しシーズンになると、単身パックの料金は実質「10,000円程度」値上がりすることになります。ですから、時期をズラせるような引越しの場合は、繁忙期を避けたほうが安あがりです。
クロネコヤマトの単身パック料金を安くするなら割引サービスを活用しよう
上記では、「東京~大阪間」と「東京~福岡間」を単身パックで引越したときの料金を紹介しました。単身パックとはいえ、思いのほか料金が高い印象を受けます。
ただし、クロネコヤマトの単身パックには、4つの割引サービスが用意されています。
【クロネコヤマトの割引サービス】
割引の種類 | 割引き額・適応条件 |
WEB割引 | 2,000円OFF |
公式サイトからの申込み | |
平日割引 | 2,000円OFF |
平日の予約 | |
早期申込割引 | 1,000円OFF |
14日以上前の予約 | |
複数BOX割引 | 1,000円OFF |
2個以上のBOXを利用する場合 |
これらの割引サービスを組み合わせれば、単身パックの料金はさらに安くなります。
たとえば、「WEB割引」「平日割引」「早期申込割引」がすべて適応されると、5,000円が割引きされます。どれも利用しやすい割引サービスばかりですから、適応されるように調整することをおすすめします。
クロネコヤマトの単身パックはダンボールの準備と回収に費用がかかる
「単身パックは格安」というイメージが強いですが、上記のように、それなりに料金はかかります。ですから、「必ず安くなる!」という前提は持たないほうが良いです。
単身パックを利用するうえで、さらに注意しておきたいポイントがあります。
ダンボール代が有料
実は、クロネコヤマトの単身パックには「ダンボールなどの資材費」が含まれていません。そのため、ダンボールは購入するか、ドラッグストアなどから譲ってもらって調達する必要があります。
ちなみに、クロネコヤマトでもダンボールを単品販売しています。
【クロネコヤマトで買えるダンボールの値段】
ダンボール大 | 270円 |
ダンボール小 | 216円 |
大小5個ずつ購入した場合 | 2,430円 |
大小10個ずつ購入した場合 | 4,860円 |
荷物量にもよりますが、ダンボールを用意するだけでも数千円かかります。
回収サービスも有料
さらに、クロネコヤマトはダンボールの回収サービスが有料になります。1度の回収につき料金は3,000円です。
クロネコヤマトの単身パックは、この費用を含めたうえで安いか高いかを判断しなければいけません。
他社の場合、ダンボールにおける費用が無料のところも多いので、そのあたりのことも比較しながら業者を選ぶのが賢い方法です。
他社と比較したうえで単身パックの利用を検討しよう
単身パックは、ボックス輸送する「宅急便感覚」の引越しプランです。
荷物が少なめな単身者にとっては、お得な引越しプランになると思います。
しかし、荷物がボックスにうまく収まらないと、かえって料金が高くなってしまう場合もあります。
ダンボールの用意や回収にもお金がかかるので、それも踏まえて検討することが大切です。
それに、ほかの大手引越し業者にも、単身向けのお得なプランはたくさんあります。
ですから単身パックにこだわらずに、幅広い選択肢のなかからベストなプランを選びましょう。
(※下記に紹介する「引越し侍」とクロネコヤマトの提携は解除されております)