引越しで欠かせないものといえば、荷造り用のダンボールです。
ほとんどの引越業者では、必要な分のダンボールを提供してくれますし、いちおう回収サービスもあります。
では、「日通」の場合、そのあたりの事情はどうなっているのでしょうか?
日通の引越しでは、ダンボールなどの資材は基本的に有料です。
ダンボールの引き取りは無料ですが、プランによっては「対応不可」というケースもあります。
そこで今回は、日通の引越しにおけるダンボールなどの資材費・回収料金が、プランによってどう対応が変わるのか見ていきたいと思います。
日通の引越しはダンボールが有料
まずは、日通の引越しプランについてサクッと理解しておきましょう。
引越しプランは、以下のとおりです。
プラン | 内容 |
単身パックS/L | 専用コンテナで運ぶ、荷物が少ない単身者向けのプラン。 |
単身パック当日便 | 荷物少量・近距離向けのプラン。 |
セルフプラン ハーフプラン フルプラン | 通常の引越しプラン。 荷造り・荷ほどきの作業範囲で料金が変わる。 |
日通では、このようなプラン展開になっています。
なお、引越しに必要なダンボールの目安は、以下のとおりです。
単身者 | 10〜20個 |
家族 | 30〜50個 |
荷物が極端に少なくないかぎり、これだけのダンボールは必要になるでしょう。
ただ、前述のとおり、日通の引越しは「単身パック当日便」以外、ダンボールが有料になります。
プラン | 資材費 |
---|---|
単身パックS/L | 有料 |
単身パック当日便 | 無料 |
セルフプラン ハーフプラン フルプラン | 有料 |
したがって、単身パックまたは通常プランを利用する場合は、ダンボールを自分で調達するか、または、日通から購入することになります。
では、日通がダンボールをいらくで販売しているか見ていきましょう。
日通でダンボールを購入する場合の料金
日通では、単身者向けに資材セットを販売しています。
内容は、以下のとおりです。
値段 | 4,730円(税込) |
---|---|
セット内容 | ダンボールS:4個 ダンボールM:6個 クラフトテープ:1個 布団袋:1袋 |
どれも必要なものではありますが、ハッキリ言って高いと思います。
なお、購入できるのは予約した方のみです。
通常の引越しプランを利用する方は、荷物量に応じてダンボールなどの資材を購入することになります。
ダンボール単品の値段は、以下のとおりです。
種類 | サイズ | 価格 |
---|---|---|
ダンボールS | 35×35×35(cm) | 200円 |
ダンボールM | 35×52×35(cm) | 250円 |
ダンボールL | 35×70×35(cm) | 300円 |
荷物が少なければダンボールを購入しても値段はしれていますが、家族引越しの場合はダンボール代だけで数万円になることもあります。
しかし、ほかの引越業者の場合、たいていは資材費込みのプラン料金です。
そのため、見積もりを比較すると、日通は割高な印象を受けるかもしれません。
なお、日通の「単身パック当日便」にかぎり、プラン料金に資材費が含まれるため、ダンボールを別途購入する必要はないです。
日通は引越し後のダンボール回収が無料
続いて、引越し後のダンボール回収について見ていきましょう。
日通にはいくつかの引越しプランがありますが、それによってダンボール回収の有無は異なります。
プラン | ダンボール回収 |
単身パックS/L | 不可 |
単身パック当日便 | 無料 |
セルフプラン ハーフプラン フルプラン | 無料 |
「通常の引越しプラン」と「単身パック当日便」おいては、ダンボール回収が無料です。
(※2回目以降は有料)
他社はダンボール回収が有料のところもあるので、無料で対応してくれるのは助かりますよね?
単身パックの場合は「ダンボール回収が不可」ですが、そもそも数が少ないのであまり問題にはならないと思います。
ちなみに、日通のダンボール回収には期限があるので、いちおう押さえておきましょう。
プラン | 回収期限 |
通常プラン | 3ヶ月以内 |
単身パック当日便 | 1ヶ月以内 |
日通に回収をお願いする場合は、この期限を過ぎないように注意しましょう。
まとめ
それでは、日通の資材費・ダンボール回収料金についてまとめます。
プラン | 資材 | 回収 |
---|---|---|
単身パックS/L | 有料 | 不可 |
単身パック当日便 | 無料 | 無料 |
セルフプラン ハーフプラン フルプラン | 有料 | 無料 |
単パック当日便は唯一、資材・回収がどちらも無料です。
ただし、荷物少量・近距離という条件の引越しに限ります。
その他の「単身パック」と「通常プラン」では、ダンボール資材費が有料となります。
大抵の引越業者はダンボールを無料で提供してくれるので、その点でいえば日通が割高に感じるのは否めません。
ただし、引越し料金というのは、そのほかの条件でも大きく変動するため、どこが高くてどこが安いかは実際に見積もりを取ってみないと分からないのが実情です。
実際、見積もりを比べると、同じ条件でも数万円の差が出るのはざら!
ですから、少しでも費用を抑えたい方は、ダンボールなども込めた合計金額を何社か比較することをおすすめします。