引越しの際に不用な冷蔵庫を回収してもらう方法と処分費用の相場

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結婚にともなう引越しの場合、これから先、単身用の冷蔵庫では小さくなります。そのため、引越しのタイミングで、冷蔵庫を買い替えようと考えている人もいるかと思います。

そこで問題になるのが、冷蔵庫の処分方法です。冷蔵庫のような大きな家電ともなると、普通に捨てることができないのは想像がつきます。

しかし、具体的にどのような方法で冷蔵庫を処分すれば良いのでしょうか?

まだ使える冷蔵庫は、リサイクルショップに買い取ってもらうのが得策です。そうすれば、処分費用がかからないどころか、不用な冷蔵庫を現金化することができます。

ただし、古いもの・使えないものは買い取ってもらえない可能性があります。その場合は、「家電リサイクル法」に基づいて正しく処分しなければいけません。

そこでこのページでは、不用になった冷蔵庫の処分方法について詳しく解説します。引越し前のこのタイミングに正しい処分の仕方を確認しておきましょう。

目次

冷蔵庫はリサイクル法に基づいた適切な方法で処分する

家電を処分するときに、「家電リサイクル法」という言葉を良く見かけます。そもそも、家電リサイクル法とは何なのでしょうか。

家電リサイクル法とは

家電リサイクル法とは、「部品や材料の一部を適切にリサイクルするための法律」です。リサイクル法は資源を有効活用するためだけでなく、廃棄物を減らすためでもあります。

対象となる家電は、リサイクル法に基づいて正しく処分する必要があります。

これらの家電を処分するときは、「リサイクル料金」を必ず負担することになります。さらに、リサイクル品を正しく処分してくれる「許可業者」を利用しなければいけません。

そのことを理解したうえで、以下の処分方法を検討してみてください。

使える冷蔵庫はリサイクルショップで買取してもらう

しかしながら、冷蔵庫を大きいサイズに買い替えたり、一人暮らしを解消したりする場合、不用になる冷蔵庫でも「まだ使える状態」のものがあるはずです。

まだ使える冷蔵庫であれば、リサイクルショップで買い取ってもらうのが賢い方法です。冷蔵庫を買い取ってもらえれば、いらいないものを現金化することができます。

ただし、リサイクルショップを利用するときは、以下のことについて注意しておきましょう。

リサイクルショップを利用するときの注意点

  • 古いものや使えないものは買い取ってもらえない場合がある
  • 出張費、運搬費などを請求される場合がある

どのような物でも買い取ってもらえるわけではありません。一般的には、「製造から5年以上経った古い冷蔵庫」は値段がつかないことが多いです。

それだけではなく、出張費や運搬作業費などを請求され、結局のところ費用がかかってしまうケースもあります。

ですから、リサイクルショップに買取りを依頼するときは、冷蔵庫の年式や状態を伝え、買い取ってもらえそうか確認しておくことが大切です。その際、手数料などがかかるのかも聞きましょう。

冷蔵庫をリサイクルショップに売るときの流れ

なお、冷蔵庫をリサイクルショップで買い取ってもらうときの手順は、以下のとおりです。

リサイクルショップで買い取ってもらう時の手順

  1. インターネットでリサイクルショップを探す
  2. 電話をして「買取りの可否」「手数料の有無」などを確認する
  3. 出張買取を依頼する
  4. 冷蔵庫を引き取ってもらい、精算する

ポイントは、不用になった冷蔵庫に「買取価格」がつくかどうかです。リサイクルショップに買い取ってもらえない場合は、以下で紹介する処分方法を検討してみましょう。

冷蔵庫の適切な処分方法は4つ

ここからは、冷蔵庫の処分方法について説明します。リサイクルショップで売れない冷蔵庫は、以下の方法で適切に処分してください。

冷蔵庫を処分する4つの方法

  • 家電量販店に引き取ってもらう
  • 自治体から紹介された許可業者に回収してもらう
  • リサイクル券を購入し、自分で指定引取場所に持ち込む
  • 引越し業者に処分を依頼する

具体的な方法については、順に詳しく解説していきます。

❶家電量販店に冷蔵庫を引き取ってもらう

冷蔵庫を引き取ってもらえる家電量販店の候補は、次の3つです。

  1. 新しい冷蔵庫の購入先のお店
  2. 今まで使っていた冷蔵庫を買ったお店
  3. 近所の家電量販店

1.買い替える場合は、「新しい冷蔵庫を買う家電量販店」に引き取ってもらう

引越しのタイミングで冷蔵庫を買い替える場合は、購入先のお店に「今までの冷蔵庫の引き取り」を依頼できます。新しい冷蔵庫を購入する際に申し込んでおけば効率的です。

引越し料金を安くするなら冷蔵庫は事前に処分しよう

新しい冷蔵庫は、新居に届くように手配すると思います。

古い冷蔵庫においては、新居に持っていっても邪魔になりますから、引越し前に引き取ってもらいましょう。そうすれば、荷物が少なくなり、その分、引越し料金が安くなる可能性があります。

2.「処分する冷蔵庫を購入した家電量販店」に引き取りを依頼する

処分のみを行う場合は、「その冷蔵庫を購入した家電量販店」に引き取ってもらいましょう。

3.処分する冷蔵庫を購入元が不明または遠方の場合は、「近所の家電量販店」でも収集を依頼できる

しかし、インターネットなどで購入した冷蔵庫ですと、販売元がわからない場合があります。また、購入したお店が遠い場合は、収集してもらうことができません。

そのような場合は、冷蔵庫の購入元ではなくても、近くの家電量販店に引き取ってもらうことは可能です。


どこに依頼しようか、あまり難しく考える必要はありません。家電量販店であれば国から処分の認可を受けているため、どこのお店でも冷蔵庫の引き取りには対応してくれます。

ただ、それぞれ引越しのケースによって適しているお店は異なります。上記の説明を参考に、どこのお店に引き取ってもらうのがスムーズか検討しましょう。

❷自治体から紹介された許可業者に冷蔵庫を回収してもらう

また、それぞれの地域において、不用品回収を専門で行っている業者があります。ですから、回収業者に冷蔵庫を引き取ってもらうのも一つの方法です。

ただし、その場合は、自治体から「許可業者(国からリサイクル品の回収の認可を受けた業者)」を紹介してもらうのがオススメです。

なぜなら、ネット上や広告などの回収業者は認可を受けていないところもあるからです。
最悪の場合、不法投棄しているような違法業者に回収を依頼してしまう可能性も考えられます。

ですから、自治体から許可業者を紹介してもったほうが確実で安心です。

❸リサイクル券を購入し、自分で指定引取場所に冷蔵庫を持ち込む

冷蔵庫が積める車を用意できるのであれば、自分で処分することも可能です。

その場合の手順は、以下のとおりです。

自分で冷蔵庫を処分するときの手順

  1. 郵便局でリサイクル料金を支払い、リサイクル券を購入する
  2. 車に冷蔵庫を積む
  3. 最寄りの指定引取場所まで自走して冷蔵庫を運搬する
  4. リサイクル券と一緒に冷蔵庫を引き取ってもらう

冷蔵庫を自分で指定引取場所まで運べば「運搬費」がかからないため、処分費用は最も安く済みます

とはいえ、大きな冷蔵庫を自分で運ぶことになります。小さなものであれば問題ないですが、サイズが大きい場合は助っ人を頼みましょう。

また、運搬には車が必要です。指定引取場所が自宅から遠い場合は、移動にかかるコストも考えなければいけません。

まとめると、冷蔵庫を自分で処分するときは、以下の条件をクリアしている必要があります。

冷蔵庫を自分で処分するときの条件

  • 冷蔵庫を積める車がある
  • 冷蔵庫の持ち運びが可能
  • 指定引取場所が自宅から遠すぎない

これらの条件をクリアできる場合は、ぜひ自分で処分することも検討してみましょう。そうすれば、少しでも費用を抑えることができます。

なお、各地域の指定引取場所は、次のサイトで確認できます。

一般財団法人「家電製品協会(RKC)」ホームページ

❹引越し業者に冷蔵庫の処分を依頼する

また、引越し業者に冷蔵庫を引き取ってもらうことも可能です。

引越し業者にお願いするメリットは、作業を引越しのタイミングで行ってくれる点です。また、手続きや支払いも一度で済みますから、実は一番楽な方法です。

また、「家電量販店」や「回収業者」への手配が遅れ、引越しまでに処分が間に合わないケースも考えられます。

そのような場合も、引越し業者に依頼するのが確実です。

しかし、作業自体は「引越し業者」から「専門業者」に委託するケースもあるため、処分費用は少し高めです。

ですから、「処分の手間をかけたくない」「引越しが迫っている」といった場合は、引越し業者に冷蔵庫の引き取りもあわせて依頼することをオススメします。

冷蔵庫の処分にかかる「リサイクル料金」と「運搬費」の相場

それでは、冷蔵庫の処分にかかる費用について説明します。

主な費用としては、次の2つの項目があります。

  • 【リサイクル料金】
    冷蔵庫のサイズやメーカーによっては異なる
  • 【収集運搬料金】
    収集を依頼するところによって異なる

それぞれの費用における相場は、以下のとおりです。

【冷蔵庫の処分費用の相場】

リサイクル料金【170L以下の冷蔵庫】3,400円+税~
【171L以上の冷蔵庫】4,300円+税~
運搬費500~3,000円程度

したがって、冷蔵庫を処分するときは4,000~8000円程度の費用がかかります。

なお、冷蔵庫の処分方法を検討するときは、費用について以下のポイントを理解しておきましょう。

処分費用に関するポイント

  • 自分で指定引取場所に持ち込む場合は、運搬費がかからない
  • 新しく購入する家電量販店に引き取ってもらう場合は、運搬費が比較的安い
  • 引越し業者に依頼する場合は、これに加えて手数料がかかる
  • 海外メーカー品はリサイクル料金が高くなる

費用だけ見たら、自分で処分するのが一番です。しかし、手間を考えると、あまりオススメはできません。

そのことを踏まえると、やはり家電量販店にお願いするのが無難です。もちろん、処分費用はかかりますが、回収業者や引越し業者を利用するよりは安く済むと思います。

処分費用が無料の不用品回収業者には要注意!

ネット情報や広告などを見ると、「不用品を無料で回収します」と謳っている業者があります。

しかし、前述のとおり、冷蔵庫を処分するには「リサイクル料金」が必ずかかります。ですから、費用をかけずに処分することは、本来であれば不可能です。

このような無料回収業者は、不用品の収集を無許可で行っている可能性が高いです。
不用品のなかから「お金になる金属類」だけを抜き取り、あとは「不法投棄」や「不適切な処理」をしているケースがあるのです。

無料回収業者は一見お得に思えますが、そこが「違法業者」の場合、あなたも荷担したことになってしまいます。
また、あとになって手数料などを請求されるトラブルもあるようです。

ですから、冷蔵庫の処分はここで紹介した「適切な方法」を必ず取るようにしてください。

不用な冷蔵庫を引き取ってもらうタイミングは「引越しの前日」がベスト

使わない冷蔵庫を新居に持っていっても仕方ないので、引越し前に処分することが肝心です。そうすれば、引越しの荷物が減り、料金が安くなります。

ただ、あまりにも早く冷蔵庫を処分してしまうと、食材の保管に困ります。ですから、冷蔵庫を収集しもらうタイミングは「引越しの前日」がベストです。

依頼するところによっては、収集のタイミングを調整してもらえない場合もあります。あらかじめ「希望日に収集してもらえるか」を確認し、そのうえでどこへ依頼するか検討することも重要です。

ちなみに、引越し業者に頼めば、引越しの前日もしくは当日に冷蔵庫を引き取ってもらえます。ですから、回収のタイミングを調整しやすいのは「引越し業者」です。

まとめ

ここまでの説明で、冷蔵庫の処分方法について理解できたかと思います。

まだ使える冷蔵庫であれば、リサイクルショップに買い取ってもらうのが得策です。しかし、リサイクルショップで売れない場合は、リサイクル法に基づいた適切な方法で処分しましょう。

冷蔵庫を処分するには、リサイクル料金などの費用が必ずかかります。ですから間違っても、無許可で不用品を回収している「違法業者」には依頼しないように気をつけてください。

なお、引越し業者に引き取りをお願いすれば、手続きや作業の段取りが一番ラクです。

ただし、回収料金は引越し業者によって異なるので、各社の料金を必ず比較したうえでお得なところを選ぶようにしましょう。

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