引越しでいらなくなる洗濯機の処分方法と引き取り費用の相場

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結婚にともなう引越しなどで、洗濯機を買い替える人もいるかと思います。そのような場合、洗濯機をどのように処分すれば良いのでしょうか。

購入してから5年以内のまだ比較的新しいものであれば、リサイクルショップに買い取ってもらうのがオススメです。

しかし、古いもの・使えないものは買い取ってもらえません。その場合は、家電量販店や回収業者に引き取ってもらうか、自分で指定引取場所に持っていく必要があります。

ここでは、不用になった洗濯機の処分方法について詳しく説明します。処分方法によって費用が変わるため、いくらかかるのかもチェックしておきましょう。

目次

洗濯機は粗大ゴミとして処分できない

洗濯機を処分するとき、「粗大ゴミとして回収してもらおう」と考えている人もいるのではないでしょうか。

しかし、洗濯機は粗大ゴミには出せません。
なぜなら、洗濯機は「家電リサイクル法の対象」となるからです。

家電リサイクル法の対象品は、部品や材料の一部をリサイクルすることが法律で定められています。ですから、洗濯機はゴミとして処分するのではなく、リサイクル品として回収してもらう必要があります。

その際にかかる「リサイクル料金」や「運搬費」は処分する人が負担することになります。

ここでは、「洗濯機は一般的な粗大ゴミのように捨てることはできない」ということを理解しておきましょう。

使える洗濯機はリサイクルショップで買取

ただ、不用になった洗濯機でも、まだ問題なく使用できるものもあるはずです。

そのような洗濯機でも処分するしかないのでしょうか。

まだ正常に動く洗濯機であれば、リサイクルショップで買い取ってもらえる可能性があります

※7年落ちの洗濯機が1,000円で売れました。↓

通常、洗濯機を処分するときは費用がかかります。しかし、リサイクルショップで買い取ってもらえば、現金化できるかもしれません。

リサイクルショップには「出張買取」を行ってくれるところがあります。自宅まで洗濯機を引き取りに来てくれるため、自分で洗濯機を持ち込む手間がかかりません。

※買取りの際は、スタッフの方が洗濯機を運んでくれます。↓

ですから、リサイクルショップに売るのが、最も賢い処分方法と言えます。

洗濯機をリサイクルショップで売るときの注意点

ただし、洗濯機をリサイクルショップに売る場合は、以下のことに注意してください。

リサイクルショップで売るときの注意点

  • 製造から5年以上経過した洗濯機は値段がつかない可能性がある
  • 洗濯機の汚れや傷の具合によっては、買い取ってもらえない場合もある
  • 古い洗濯機は処分費用を請求されることがある
  • 洗濯機を売らなくても、出張費を請求されるケースがある

このように、洗濯機の年式や状態によっては、買い取ってもらえない可能性もあります。それでも引き取りを依頼する場合は、処分費用を請求されることがあります。

ですから、リサイクルショップに出張買取を依頼するときは、はじめに洗濯機の「年式」や「状態」を説明し、値段が付くかを聞いておくことが重要です。あわせて、出張費がかかるのかも確認しておきましょう。

洗濯機の処分方法は5つ

もちろん、洗濯機の状態によっては、リサイクルショップに買い取ってもらえないこともあります。

その場合は、次の5つの処分方法のなかから検討しましょう。

洗濯機の処分方法5つ

  1. 洗濯機を買い替える際に引き取ってもらう
  2. 洗濯機を購入した家電量販店に引き取ってもらう
  3. 指定引取場所に自分で直接持ち込む
  4. 不用品回収業者に依頼する
  5. 引越し業者に依頼する

ここからは、それぞれの処分方法について詳しく説明します。

洗濯機を買い替える際に引き取ってもらう

洗濯機を買い替える場合は、「購入先の家電量販店」に処分したい洗濯機を引き取ってもらうことができます。

ただし、新居と旧居が離れている場合は、注意が必要です。

新しい洗濯機を「新居近くの家電量販店」で買うケースも考えられます。本来、そのお店に古い洗濯機を引き取ってもらえるのですが、旧居が遠いと、それが難しくなります。

「新居近くの家電量販店」に引き取ってもらうために、わざわざ使わない洗濯機を新居に持っていくのも現実的ではありません。

したがって、そのような場合は、「旧居近くの家電量販店」に古い洗濯機の引き取りを依頼しましょう。

洗濯機を購入した家電量販店に引き取ってもらう

以前、「その洗濯機を購入した家電量販店」でも引き取ってもらえます。なぜなら、販売元は「家電の収集義務」があるからです。

ですから、洗濯機を買い替える予定のない場合は、購入したお店に回収を依頼するのが確実です。

購入したお店が「不明」もしくは「遠方」の場合

しかし、インターネットで購入していた洗濯機などは、販売元がわからない場合があります。また、販売元のお店が自宅から遠い場合も考えられます。

このようなケースでは、洗濯機を販売元に引き取ってもらうことが難しくなります。

ただ、販売元のお店がわからなくても問題ありません。前述のとおり、近所の家電量販店でも回収してもらうことは可能だからです。

※結局のところ、「新しい洗濯機を買うお店」や「処分したい洗濯機を買ったお店」に引き取ってもらうのが難しい場合は、近所の電気屋さんに頼めば大丈夫です。

自分で指定引取場所に持ち込む

洗濯機を積める車があれば、自分で「指定引取場所」に持ち込むこともできます。そうすれば、リサイクル料金はかかりますが、業者に依頼するときの「運搬費」はかかりません。これが処分費用を一番節約できる方法です。

ただ、洗濯機を自分で運ぶのは、かなりの重労働です。手伝ってくれる人がいれば良いですが、そうでなければ、やめておいたほうが無難です。

指定引取場所が遠い場合は要検討

また、「指定引取場所」が自宅から遠い場合、かえって手間と費用がかかってしまうことも考えられます。ですから、この処分方法を検討するときは、あらかじめ指定引取場所がどこにあるのか確認しておきましょう

家電の指定引取場所を確認する

不用品回収業者に依頼する

インターネットで調べれば、家電の不用品回収業者がいくつか見つかると思います。不用品回収業者ですと、早ければその日のうちに収集してもらえます。ですから、急いで処分したい場合は、「家電量販店」より「不用品回収業者」に依頼するほうが良いです。

しかし家電量販店と同様、不用品回収業者でも「リサイクル料金」と「運搬費」がかかります。それに加えて手数料などを請求されると、割高になるケースもあります

ですから、不用品回収業者への依頼は、急いで処分したいときに検討しましょう。

違法な不用品回収業者に要注意

回収業者のなかには、「無料で不用品を回収します」と宣伝しているところがあります。しかし、洗濯機を処分するときはリサイクル料金が必ずかかるため、本来、「無料」はあり得ません。

このようなところは、認可を受けていない「違法業者」の可能性があります。

違法な回収業者のなかには、「お金になる金属」を不用品から取り出し、あとは不法投棄している悪徳業者があります。間違っても、そのような悪徳業者には家電の処分を依頼しないように気をつけてください。

引越し業者に依頼する

引越し業者のなかには、「不用品処分」をオプションサービスとして設定されているところがあります。引越し業者に洗濯機の回収を依頼すれば、手続きや費用の支払いが一度で済みます。ですから、「手間をかけたくない」という人には適しています。

ただし、引越し業者に処分を依頼しても、結局のところ、専門業者に委託するケースがほとんどです。したがって、紹介した処分方法のなかでは、費用が最も割高になる可能性があります。


洗濯機が不用になった場合、まだ使えるのであればリサイクルショップに売ることを考えましょう。しかし、洗濯機が古いと、買い取ってもらうのは難しいです。その場合は、上記5つの処分方法のなかから、都合の良い手段を検討してみてください。

洗濯機の処分費用の相場

それでは、洗濯機を処分するのにいくらかかるのでしょうか。

洗濯機の処分には「リサイクル料金」と「運搬費」がかかる

洗濯機を処分するには、「リサイクル料金」と「運搬費」がかかります。

リサイクル料金国内主要メーカー:2,300円+税(ほぼ一律)
海外メーカー  :2,900円程度
運搬費1,000~3,000円程度(収集を依頼するところによる)

ただし、依頼するところによっては、手数料を別途請求されるケースもあります。以下では、処分方法ごとに費用の相場を比較してみましょう。

洗濯機の処分費用の相場を手段別にチェックしよう

処分方法(依頼先)費用内容相場
家電量販店リサイクル料金

運搬費
3,000~5,000円程度
指定引取場所に持ち込むリサイクル料金2,500~3,000円程度
不用品回収業者リサイクル料金

運搬費

手数料
5,000~10,000円程度
引越し業者リサイクル料金

運搬費

手数料
5,000~10,000円程度

処分するのに最も費用がかからないのは、「自分で指定引取場所に持ち込む」方法です。しかし、洗濯機を積める車がなければいけません。また、洗濯機を自分で運ぶことになるため、女性には無理だと思います。

そのことを考えると、家電量販店に引き取ってもらうのが一番無難です。不用品回収業者や引越し業者に依頼することもできますが、費用は割高になることがほとんどです。

リサイクル券は郵便局で購入できる

不用になった洗濯機を自分で指定引取場所に持ち込む場合は、あらかじめ「リサイクル券」を購入する必要があります。また、収集を依頼するところによっては、「リサイクル券」を自分で用意してなければいけない場合があります。

リサイクル券は、郵便局でリサイクル料金を支払うことで購入できます。必要な場合は、リサイクル券をあらかじめ購入しておきましょう。

洗濯機を処分するタイミング

引越し前、「洗濯機をいつ処分するか」というのが悩みどころです。洗濯機をあまりにも早く処分すると、引越しまでの間しばらく、洗濯ものが洗えずに溜まってしまいます。洗濯ものは毎日出ますから、できればギリギリまで洗濯機は使いたいものです。

収集のタイミングは「引越しの前日」がベスト

ですから、洗濯機の収集は「引越しの前日」に手配しておくことをおすすめします。そうすれば、洗濯ものを溜めずに済みます。

ただし、依頼先によっては、都合の良いタイミングで回収してもらえない場合もあります。ですから、洗濯機の処分を依頼するときは、「希望のタイミングで回収してもらえるか」も確認しておきましょう。

収集の依頼は早めに!

一番厄介なのは、洗濯機の処分が引越しまでに間に合わない場合です。収集の依頼が遅れると、そのようなケースも考えられます。

ですから、引越しまでに処分したい不用品がある場合は、業者への手配を早めに済ませておくことが肝心です。

なお、処分の依頼が遅れてしまった場合は、引越し業者に頼むのが確実です。料金は少し割高になりますが、引越しのタイミングで引き取ってもらえるのでスムーズです。

まとめ

今回は、洗濯機の処分方法について説明しました。

最も賢い方法は、リサイクルショップで買い取ってもらうことです。そうすれば、処分費用を負担するどころか、不用になった洗濯機を現金化することも可能です。

ただし、古い洗濯機は買い取ってもらうのが難しいと思います。その場合は、家電量販店に引き取ってもらうのが無難です。

上記でも紹介したように、他にも洗濯機を処分する方法はあります。それぞれのメリット・デメリットを理解した上で、処分方法を検討しましょう。

いろいろと手配したり手続きしたりするのが面倒な人は、引越し業者にまとめてお願いするのもアリです。
そのほうが手間はかかりませんし、引越しまでの流れもスムーズです。

ただし、引越し費用やオプション料金は業者によって異なります。
ですから、複数社の見積もりを必ず比較するようにしてください。これが引越し費用を安くする鉄則です。

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