引越しのときに必ずやらなければいけないのが「住所変更」です。運転免許証においても、引越したらできるだけ早く住所変更をしておく必要があります。
しかし、初めて引越しをする人にとっては、何かと分からないことが多いと思います。免許証の住所変更をするにしても、「どこで手続きができるの?」「何が必要なの?」「いつごろ手続きをするの?」など、さまざまな疑問が出てくると思います。
運転免許証は、身分証明をするときに最も有効な書類になります。ですから、住所が変わった場合は、情報を書き換える必要があります。しかし、誰も「免許証の住所を変更してください」とは言ってくれません。ですから、以外と忘れてしまう人も多いです。
そこでこのページでは、引越しの際の「運転免許証の住所変更」について詳しく説明します。この手続きは非常に重要ですから、しっかり内容をチェックしましょう。
引越したら運転免許証の住所変更をしなければいけない理由
実は、運転免許の住所を変更していなくても、車の運転ができなくなるわけではありません。また、誰かが「免許証の住所を変更しておきましょう」と言ってくれるわけでもありません。
ですから、引越したあとでも、「免許証の住所変更を忘れていた」または「住所変更が必要とは知らなかった」と、運転免許証の情報を書き換えずに、そのままにしてしまう人がいるのも事実です。
しかし、引越しをしたら必ず運転免許証の住所変更をしなければいけません。
なぜなら、運転免許証は最も信頼度の高い「身分証明書」として使われるからです。
引越したあとは何かと手続きなどが多く、その際に本人確認が求められることがあります。
しかし、その際に免許証の住所が変更されていないと、身分証明として使えない場合があります。
ですから、引越したあとは、運転免許証の情報を「新住所」に必ず書き換えなければいけません。
運転免許証の住所変更はいつやるの?
免許証の住所変更は「引越し後」に行います。ただ、それには期限がないため、ついつい先延ばしにしてしまう人がいます。
しかし、住所をそのままにしておくと、運転免許証を「身分証明書」としては使えなくなります。ですから、引越しをしたらできるだけ早めに免許証の住所を変更しましょう。
一応、道路交通法には「住所変更はすみやかに」と書かれています。
ただし、免許証の住所変更をするときは、「新住所が書かれた住民票」を使うことがあります。したがって、運転免許証の住所変更をするタイミングは、「役所に転入届または転居届を出したあと」ということになります。
運転免許証の住所変更までの流れ
- 引越し
- 転入届まはた転居届
- 新しい住民票を交付してもらう
- 運転免許証の住所を更新する
運転免許証を住所変更する方法と必要書類
それでは、住所変更の方法について具体的に説明します。
運転免許証の住所変更手続きを行える場所
免許証の住所変更は、以下の3ヵ所で行えます。
- 運転免許試験場
- 運転免許更新センター
- 警察署
この3ヵ所であれば、どこでも手続きができます。ただし、「新住所を管轄するところ」でなければいけません。したがって、「以前住んでいた地域を管轄する上記のいずれか」に行っても手続きはできないので注意してください。
なお、施設や地域によって受付できる「曜日」「時間帯」が異なります。たとえば、警察署の場合、土日、祝日、休日は受け付けていないケースが多いです。土日しか都合がつかないときは、試験場か免許更新センターで住所変更をすることになります。
手続きを行う前には、それぞれのホームページなどで受付時間をしっかり確認しておきましょう。
運転免許証の住所変更に必要な書類
運転免許証の住所変更をするには、以下の書類が必要になります。
住所変更の必要書類
- 運転免許証記載事項変更届(申請場所でもらえます)
- 運転免許証
- 印鑑(認印可)
- 新住所を確認できる書類(以下のいずれか1通)
- 住民票(コピー不可)
- 健康保険証
- マイナンバーカード
- 年金手帳
- 新住所が確認できる公共料金の領収証
場合によって必要な書類
- 変更後の本籍、氏名が書かれている住民票(コピー不可)※本籍、氏名が変わる場合
- 申請用の写真1枚(縦3cm×横2.4cm)※他の都道府県から引越してきた場合
これらの書類を用意しておけば住所変更の手続きができます。手数料は「無料」です。
なお、結婚などに伴う引越しの場合は、「住所」以外に「本籍」「氏名」が変わることも考えられます。これらも合わせて変更するときは、上記の書類に加え、「変更後の本籍、氏名が書かれている住民票(コピー不可)」も必要になります。
また、ほかの都道府県から引越してきた場合は、申請用の写真1枚(縦3cm×横2.4cm)が必要になることもあるため、事前に確認しておきましょう。
運転免許の住所変更にかかる時間
手続きにかかる時間は、混み具合によって大きく左右されます。
- 空いている場合…5~10分
- 混んでいる場合…1時間以上
警察署は、「お昼前後」や「夕方」が混みやすいです。ですから、警察署で手続きをする場合は、「朝早め」に行くのがおすすめです。
運転免許試験場または運転免許更新センターは、土日になると取得申請や更新に来る人でごった返します。ですから、このどちらかで手続きをする場合は、平日がおすすめです。
届出場所 | 一般的な受付時間 | 混みやすいとき |
警察署 | 8:30~17:30 場所によって受付時間は異なりますが、9~17時の間に行けば確実です。 | お昼前後、夕方 |
運転免許試験場、運転免許更新センター | 8:30~17:30 場所によってお昼前後は受付を止めている場合があります。 | 土日 |
いずれも、混んでいる時間帯はかなり待たされることがあります。試験場などは、「混雑具合」の予測を知らせてくれるところもあるため、事前にチェックしておくと良いです。
なお、連休明けなどは通常より混みやすいので注意してください。
運転免許証の住所を変更しなかったときの罰則は?
免許証の住所変更を忘れていても罰則はありません。また、住所が前のままでも車は運転できます。
ただし、上記でも説明したとおり、旧住所から変更しておかないと「身分証明書」としては使えなくなります。そうなれば、いろいろと不都合なことも多いため、引越し後は早めに手続きをしましょう。
免許更新の時期が近い場合でも住所変更は必要か
運転免許証は、3年または5年に一度、更新時期がやってきます。免許更新ができる場所は、「運転免許試験場」「運転免許更新センター」「警察署」ですから、住所変更をするところと同じです。
もし、「引越し」と「免許の更新時期」が近ければ、手続きを同時に行うことも可能です。免許を更新するまで住所変更する必要がなければ、同じタイミングで免許を書き換えても問題ありません。そうすれば、二度も行かなくて済むため、手続きの手間を省けます。
ちなみに、免許更新と住所変更を同時に行うときは、以下の書類が必要です。
免許更新と住所変更を同時に行うときの必要書類
- 運転免許証
- 免許更新ハガキ(更新連絡書)
- 印鑑(認印可)
- 更新手数料
- 住所変更に必要な書類
- 新住所を確認できる書類(住民票、健康保険証、マイナンバーカード、年金手帳、新住所が確認できる公共料金の領収証のいずれか1通)
なお、引越してから免許更新まで数ヶ月空いてしまうときは、それまでに免許証を「身分証明 」として使わなければいけない機会があると思います。この場合は、先に住所変更だけ済ませておきましょう。
引越したら免許更新ハガキはどこに届くの?
免許更新を知らせるハガキは、「免許証に書かれている住所」に送られます。そのため、住所変更をしていない場合は、旧居に更新ハガキが届いてしまいます。これを防ぐためには、早めに免許証の住所変更をする必要があります。
郵便局の「転送サービス」を利用する
ただし、もっと確実な方法があります。それは、郵便局の「転送サービス」を利用することです。転送サービスとは、「1年間、旧居宛に送られてきた郵便物を新居に転送してくれる無料サービスのこと」です。転送サービスは、郵便局またはインターネットから簡単に申し込めます。
このサービスを利用すれば、万が一、住所変更が遅れても、「更新ハガキが旧居に届いてしまう」という事態は避けられます。
他の郵便物においても、旧居に届いてしまう可能性は十分に考えられます。ですから、引越し前には必ず「転送サービス」を申し込んでおきましょう。
なお、郵便物の転送サービスについては、次の記事に詳しくまとめています。

まとめ
ここまでの要点をまとめます。
【運転免許証の住所変更まとめ】
届出場所 | 運転免許試験場 運転免許更新センター 警察署 |
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届出時期 | 引越し後できるだけ早く行う |
必要書類 | 運転免許証 印鑑 新住所を確認できる書類(住民票、健康保険証、マイナンバーカード、年金手帳、新住所が確認できる公共料金の領収証のいずれか1通) |
備考 | 手数料なし 手続き期限なし 住所変更しなかったときの罰則なし 免許の更新と住所変更は同時に行える |
ここまでの説明で、引越し後に行う「免許証の住所変更」について理解できたかと思います。
免許証は身分証明として使う機会が多いため、手続きは早めに済ませておくと良いです。とくに誰からも「○○日までに住所変更をしてください」と教えてもらえるわけではないため、忘れないように注意しなければいけません。
免許証の住所変更をするには届出場所まで出向く必要はありますが、手続き自体は難しくありません。引越し後も何かと忙しくなると思いますが、サクッと終わらせておきましょう。