失敗しない部屋探しのコツ!一人暮らしの物件選びのポイントと内見の注意点

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引越しするときの楽しみの一つが「部屋探し」です。どんな部屋に住もうか考えているだけでワクワクするものです。

それと同時に、最も注意しなければいけないポイントでもあります。部屋探しを失敗すると、後になってストレスを抱えながら生活することになってしまいます

ただ慣れていないと、部屋探しに不安を感じている人もいるかと思います。

「何を基準に物件を選べば良いの?」
「見学のときはどこをチェックしたらいい?」

このように、部屋探しを失敗したくないと思うがゆえに、悩むポイントもたくさん出てくるはずです。

部屋探しのポイントは、まず希望の条件を明確にする必要があります。さらに、「内見のときにチェックすべきポイント」を知っておくことも重要です。

また、「家賃」「初期費用」「退去費用」などについても忘れずに比較するようにしましょう。

そこでこのページでは、「部屋探しのコツや注意点」にフォーカスして詳しく説明します。ここでの重要なポイントを押さえておけば、納得のいく部屋が必ず見つかると思います。

目次

住みたい部屋の希望条件を決める

それでは、部屋探しのポイントとなる項目を具体的に紹介していきます。

部屋を探すときは、はじめに基準となる「希望条件」を決める必要があります。そうすれば、物件情報サイトで検索しやすいですし、不動産会社でも希望に沿った物件を紹介してもらえます。

ただ、部屋探しに慣れていなければ、何を基準に探せば良いのか分からないと思います。

そこで、以下のチェックリストから「あなたが希望する部屋の条件」を選んでみてください。ある程度条件を絞れば、物件も探しやすくなります。

部屋探しの条件チェックリスト

住みたいエリア職場や学校まで行くのに都合は良いか

よく使う沿線を利用しやすいエリアか

最寄りの駅までの距離

バスの利用環境
周辺環境スーパー、薬局、コンビニ

ショッピングモール、商店街、飲食店

病院、公園

ゴミ捨て場
間取り持っていく家具・家電は設置できるか

使い勝手の良さ

部屋の広さ

トイレ、風呂、キッチンなどの場所

クローゼット、押し入れなど収納スペースの広さ

ベランダの広さ
設備セキュリティ(オートロックの有無、モニター付きインターホン、防犯カメラなど)

浴室設備

キッチンコンロ

エアコン

トイレ(ウォシュレット、ヒーターなど)

照明器具

郵便受け

換気設備

テレビ、インターネットなどの配線

駐車場、駐輪場
築年数新築が良い

築5年以内の物件が良い

築10年以上でもキレイであれば良い

古くても安いほうが良い

上記のチェックリストから、最低限外せない条件をピックアップしておいてください。それが今後の物件探しの基準になります。

内見の注意点と確認しておきたいポイント

物件を見学する際に、忘れずに確認しておくべきポイントがあります。

そのポイントは、以下のとおりです。

部屋の内見チェックポイント

  • 日当たり
  • 日中・夜中の騒音
  • 湿気・臭い
  • 共用スペース(通路、エントランスなど)の明るさ
  • 室内の電波状況
  • コンセントの場所
  • ゴミ捨て場
  • 面する通りの広さ・周辺の明るさ(とくに女性)
  • ドア、通路の幅

それぞれのポイントについて、具体的に何を確認するのか説明します。

日当たり

日当たりは「部屋の明るさ」や「洗濯物干し」に大きく影響します。その物件がどの方角を向いているのかで日当たりは全く変わります。見学する時間帯も考慮しつつ、日当たりをチェックしましょう。

日中・夜中の騒音

騒音に関しては、「実際に住んでから騒音に気づいた」というケースがかなり多いです。そのように後から悩まされないように、見学時に騒音をチェックしておいてください。

具体的には、「車や電車の音」や「人による騒音」、「工場や建設による騒音」などです。時間帯によっても「静かなとき」と「うるさいとき」が変わることがありますから、そのことに関しても詳しく聞いておくと良いです。

壁の厚さも要チェック!

さらに重要になるのが「壁の厚さ」です。

壁が厚ければ隣の部屋から物音がしても、ほとんど気にならないと思います。

しかし、壁が薄い場合は、少しの音でも響きますから要注意です。
隣の住人が静かに生活する人であれば良いですが、そうでなければかなりのストレスになります。

また、自分自身も隣に気をつけながら生活する必要があり、騒音に対しての配慮がないとクレームにもつながります。

内見の際に、壁をトントンと軽く叩いたりして「壁の厚さや密度」をチェックしてみてください。

  • 壁が薄い場合は、全体的に響く感じがします。
  • しっかりした壁の場合は、中身が詰まったような鈍い音がします。

私自身、隣同士の生活音でかなり苦労した経験があります。ですから、できるだけ壁がしっかりした物件を選ぶことをオススメします。

湿気・臭い

建物の立地によっては、風通しが非常に悪いところがあります。湿気がたまりやすい部屋というのは、家財などにも悪影響ですが、あなた自身の健康にも良くありません。

湿度計で実際に測ることもできますが、部屋に入ったときの感覚に頼ってみるのも良いと思います。

また、川沿いの物件など、周辺環境によっては嫌な臭いが四六時中してくるところもあります。その臭いがどうしても受け付けなければ、「引越して早々に退去」ということも考えられます。

ですから、窓を開けるなどして、臭いもチェックしてみましょう。

共用スペース(通路、エントランスなど)の明るさ

「部屋は素敵だけど、通路が暗い」という物件は意外と多いです。とくに一人暮らしの女性の場合、防犯のことを考えると、共用スペースの明るさや雰囲気などにも注目すると良いです。

室内の電波状況

室内の電波状況まで気が回る人は少ないかと思います。ビルやマンションに囲まれた立地ですと、街中でも電波が悪いところがあります。「電波が届きづらくて電話やメールがしにくい」となると、日常生活にも支障が出ます。

ですから、スマホなどの電波アイコンなどを見て、電波状況を忘れずに確認しておきましょう。

コンセントの位置

テレビやインターネット用のコンセント、家電用のコンセントの位置も重要です。コンセントの位置によっては、家具や家電などのレイアウトが想定していたとおりに組めない可能性があります。

その場合、「レイアウトを変える」もしくは「延長コードでつなげる」などの対応が必要になります。レイアウトを柔軟に考えられる人であれば良いですが、希望どおりにモノを配置したい人は「コンセントの位置」も要チェックです。

ゴミ捨て場

賃貸マンションであれば、ゴミ捨て場が敷地内にあるところが多いです。しかし、アパートの場合は、ゴミ捨て場が離れたところになってしまうことがあります。

ゴミ捨ては毎週のことですから、そうなると意外と面倒に感じます。ですから、ゴミ捨て場がどこにあるのかも確認しておくと良いです。

面する通りの広さ・周辺の明るさ

これらに関しては、とくに一人暮らしの女性がチェックしておきたいポイントです。

やはり、ある程度広い道に面している物件のほうが人通りもありますから、夜中に帰宅するときでも安心です。周りにお店などがある可能性も高いため、万が一のときでも助けを求めることができます。

また、コンビニや飲食店など、夜中でも営業しているお店が近くにあれば、周辺も比較的明るくなります。もちろん、商店がなくても街灯があれば明るさは確保できます。

いずれにしても、一人暮らしの女性は、感覚的に「こわい」と感じる感じるような立地の物件は避けるべきです。

ドア、通路の幅

荷物を搬入するときのトラブルで、「家具や家電が大きくてドアを通らない」というケースがあります。この場合、クレーンや手吊りでベランダから搬入するか、最悪、買い替える必要も出てきます。

このようなトラブルを避けるためには、内見のときに「ドアや通路の幅」をメジャーで測っておくことが重要になります。とくに、「ドアの幅や開き具合が気になる」「大きな家具があるから入るか心配」という場合は、必ずチェックしておくべきです。


これらは非常に忘れやすいポイントですが、どれも重要なことばかりです。物件を見学するときは、必ず確認しておいてください。

見学の時間帯によっては確認できないこともありますが、その場合は同行する不動産屋のスタッフに聞いてみましょう。

部屋探しのこだわりポイント

さらに、「家賃が多少高くても、ココだという部屋に住みたい!」という人は、以下で紹介する「こだわりポイント」についても注目してみましょう。

建物構造(鉄筋コンクリートもしくは鉄骨構造)

建物の向き(日当たり)

ベランダの広さ

角部屋

最上階

窓の大きさや数
室内設備キッチンコンロ(ガス、オール電化)

全部屋のエアコン

浴室空調(換気、乾燥、暖房)

トイレ(ウォシュレット、ヒーター)

インターネット環境
間取りバス・トイレの配置

冷蔵庫置き場の広さ

洗濯機置き場の広さ

クローゼットの広さ

洗面台の広さ

玄関の広さ

家具の配置のしやすさ

天井の高さ

下駄箱の有無
セキュリティなどオートロック

防犯カメラ

モニター付きインターホン

宅配ボックス

避難経路

これらは「こだわりポイント」として紹介しましたが、新築物件などは最初から付いている設備もあります。当然ながら、こだわりポイントが多いほど家賃は高くなります。ただ、せっかく暮らす部屋ですから、必要な条件は押さえつつ、納得できる物件を探すのも大切なことです。

筆者が経験した部屋探しの失敗談ベスト3

ここでは、私が個人的に経験した「部屋探しの失敗談」を紹介します。上記で説明したことと重なるポイントもありますが、物件を選ぶときの参考になると思います。

その1:隣のファミリーがうるさ過ぎた

その物件にファミリーが暮らしてくることは知っていたため、ある程度の音は仕方ないだろうと考えていました。

そこに暮らしてしばらくしてから、隣に子どもが3人いるファミリーが引越してきました。とても感じの良い家族でしたが、小さな子どもが3人もいると騒音はかなりのものです。

周りに住んでいる人まで選ぶことはできませんから、共同住宅に暮らす以上、このような問題はある程度覚悟するべきです。

ただ、問題なのは「壁の薄さ」を確認し忘れたことです。見学するときにチェックしておけば、このような事態も想定できたはずです。場合によっては、その物件を選ばなかったかもしれません。

ですから、物件を選ぶ際は「壁の薄さ」に要注意です!

その2:家賃が高すぎて即退去

20代前半のころ、当時付き合っていた女性と半ば勢いで同棲することになりました。

2人で家賃を出し合えば「それなりに良い部屋に住める」と考えたため、私一人の収入ではとても暮らせない高級賃貸マンションに引越してしまいました。

そこでは、「高級クラブのホステスらしき人」や「どんな仕事をしているんだろう?といった雰囲気の人」などを良く見かけ、20代前半の私たちには、何だか場違いに感じるくらいの物件でした。

家賃が高いとはいえ、2人で出し合っていましたから何とか生活は続きました。

しかし、やがて「ギリギリで生活している感」が苦しくなり、わずか1年も経たないうちに、近所の別物件に引っ越すことになったのです。

確かに、高級賃貸マンションだけあって、建物や内装はかなり充実していたため、華やかな気分でしばらく生活することもできました。

ただ、無理をして部屋を借りても長続きはしません。ですから、自分の収入とのバランスをしっかり考えながら部屋を選ぶことが大切です。

その3:日当たり、風通しが最悪な部屋

それまでにも3回ほど引越しを経験していたため、部屋探しにはある程度慣れていたつもりでした。

その部屋もキレイで気に入っていましたし、間取りや場所も私にはピッタリでした。しかし、それでも「住んでから後悔してしまうポイント」というのはあるものです。

当時、私は夜に勤務することが多かったため、日の光があまり入りすぎないほうが良いと考え、そのような部屋を選びました。

ただ、実際に暮らし始めると「洗濯物が乾きにくい」「布団が干せない」など、デメリットのほうが大きなストレスになってしまいました。

また、1階の角部屋で、さらに周りを民家に囲まれた場所でしたから、風通しは最悪。「どうして内見のときに気づけなかったのか!」と後悔したものです。

風通しが悪いと湿気がたまりやすいだけでなく、何となく「気の流れ」も停滞するように感じます。

なかには、「日当たり」や「風通し」をまったく気にしない人もいるかもしれません。

しかし、私は「健全な生活」を送るためには最も欠かせないポイントの一つだと考えます。ですから、部屋探しの際は、ぜひ「日当たりや風通しの良さ」も条件として加えてほしいと思います。

物件選びは家賃・初期費用・退去費用にも注目する

ここまでは、物件の立地や設備などのポイントについて説明してきました。

しかし、忘れてはいけないのが家賃などの費用面です。入居や退去の際にまとまったお金が必要になるケースもありますし、日々のやりくりにも関わることです。

家賃

家賃の目安は、「月収の3割まで」と言われています。

たとえば、月収30万円あれば、家賃は9万円までに抑えるようにしましょう。これを超えると、私が失敗したように、家賃の支払いで生活が苦しくなってしまいます。

初期費用

初期費用とは、「入居するときにかかる敷金や礼金、前家賃、火災保険料などをすべて含めたもの」です。

賃貸物件に引っ越すときは、初期費用として数十万円かかります。ですから、部屋を探すときは、初期費用がいくらになるのかも必ず確認しておく必要があります。

また、初期費用は物件によって大きく変動します。家賃が同じでも、初期費用に10万円以上の差が生じることもあります。

したがって、物件探しの際は、「初期費用の差」についても注目しなければいけません。

退去費用

ただし、「入居費用が安ければ良い」というわけではありません。

たとえば、「敷金ゼロ」と宣伝して入居を募集している物件があります。

しかし、敷金とは「退去するときの修繕費に充てられるお金」です。したがって、敷金ゼロで初期費用が安くなっても、退去時に修繕費を負担することになります。

つまり、最初に払うか、あとで払うかの違いだけです。

ですから、家賃や初期費用だけに囚われず、退去するときの条件なども気にする必要があります。退居時のトラブルにならないよう、退去するときの費用についても確認しておいてください。

【補足】連帯保証人がいない場合は保証会社を利用する

賃貸物件を借りるときは、連帯保証人を立てるのが一般的です。

それでは、連帯保証人がいない人は、賃貸物件に住むことはできないのでしょうか。

賃貸物件のなかには、住居条件が「保証人不要」となっているところがあります。そのような物件であれば、保証人がいなくても契約をして借りることができます。

ただし、その場合は、管理会社または大家さんからは、連帯保証人を立てない代わりに「保証会社」の利用を求められます。保証会社とは、「家賃の滞納があったときに一旦、保証してくれる会社のこと」です。

利用料としては、最初に「家賃の50%程度」がかかります。さらに、1年または2年ごとに更新料がかかります。

追加費用がかかるのは痛いですが、「連帯保証人、保証会社不要」という物件はまずないと思ってください。ですから、保証人を立てられない場合は、保証会社の利用料が必ずかかることになります。

物件の希望条件・内見のチェックポイントをわかりやすくまとめたPDFファイルが印刷できます。

今回の内容で、物件を探すときの基準になる条件や、内見する際にチェックするべきポイントを紹介しました。

チェック項目が非常に多いため、パッと見てわかりやすいように印刷できるPDFファイルにまとめました。物件を探す際は、印刷して活用していただければと思います。

失敗しない部屋探しのコツ!パート2【物件の希望条件】【内見のチェックポイント】pdf(印刷用)

部屋探しのコツと失敗から学んで注意点まとめ

ここまで、「部屋探し」のポイントについて詳しく解説してきました。

物件選びのポイントなる項目をたくさん紹介してきましたが、その中から「譲れない条件」を見極めることが重要です。さらに、その条件をもとに不動産会社から部屋を紹介してもらいましょう。

いくつか候補を選んだら、必ず内見して、部屋を実際に見てください。書面の情報で気に入った物件でも、「実際に見たら印象が違った」というケースは良くあります。

さらに、家賃などの条件を比較することも大切です。そうすれば、「ここだ!」と納得できる部屋がきっと見つかるはずです。

なお、部屋が見つかったら、次に引越し業者も早めに決めましょう。
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