日通の単身パックは、WEBや電話で見積もりをとれるのがメリットのひとつです。
しかし、荷物を直接見て確認してもらえないので、実は「引越し当日、単身パックに荷物が入りきらない」というリスクが伴います。
仮にそうなった場合、日通はどう対応するのか、また追加料金なども心配ですよね?
単身パックに荷物が載せきれないときは、ボックスの追加・サイズ変更をすることで対応してもらえます。
積みきれない荷物が少量であれば、それだけ別送する方法もあるでしょう。
ただ、追加料金がかかってしまうので、このような事態はなるべく避けたいところです。
そこで今回は、単身パックに荷物が入りきらないというトラブルを回避するため対策をお伝えしたいと思います。
単身パックに荷物が入りきらない事が当日発覚した場合の日通の対応
前に述べたとおり、単身パックの場合は荷物を直接確認してもらうわけではありません。
そのため、引越し当日、予定していたボックスの数では荷物が入りきらないことも起こりえます。
ただ、日通側はそのような事態も想定済みなので、以下の方法で対応してくれます。
- ボックスの追加またはサイズ変更
- 載せきれない荷物を別送する
- 入りきらない荷物を自分で運ぶ
1.ボックス追加またはサイズ変更
一番確実な方法は、ボックスの追加です。
そうすれば容量が倍になるので、荷物も問題なく積めるはずです。
あるいは、ボックスをサイズアップすることで対応できるかもしれません。
この方法ならボックスの数は変わらないので、追加料金も安く抑えられます。
2.載せきれない荷物を別送する
ボックスに入りきらない荷物が少量であれば、それだけ別送品として宅配便などで運んでもらうことも可能です。
どのように対応するかは当日の作業員の判断になりますが、荷物量に合った方法を提案してくれるでしょう。
3.入りきらない荷物を自分で運ぶ
もしくは、あふれた荷物を自分で運べるなら、それが一番です。
ただし、その場合は車などが必要になるので、現実的に難しい方もいるかと思います。
このように、単身パックに荷物が入りきらないことが当日発覚しても、ボックスの追加やサイズ変更、あるいは別送する形でいかようにでも対応してもらえます。
ですから、まずその点は安心してくださいね。
日通の単身パックに荷物が入らない場合の追加料金
前項でお伝えしたとおり、単身パックに入りきらない荷物があった場合は、以下の3つの方法で日通に対応してもらいましょう。
- ボックスの追加
- ボックスサイズの変更
- あふれた荷物を別送する
ただし、いずれにしても追加料金は避けられません。
上記3つの方法それぞれで、追加料金の目安を確認しておきましょう。
対処法 | 追加料金の目安 |
ボックス追加 | 2〜7万円/1個あたり |
サイズ変更 | 3千〜1万円 |
別送料 | ベッド:8千〜3.3万円 自転車:9千〜3.9万円 |
ボックスのサイズ変更だけならそこまで高額な追加料金は発生しませんが、注意すべきなのはボックスの数を追加するケースです。
単身パックはボックス1個あたりで料金が設定されているため、その数が増えれば単純に料金も2倍3倍と高くなります。
それに加え、ボックスに積めないベッドや自転車などがあれば、単身パックを利用することでかえって割高になってしまう可能性もあるんです!
いくら気軽に見積もりが取れるとはいっても、これだけ高額な追加料金は避けたいですよね?
単身パックに荷物が積みきれない事態を事前に回避する方法
そこで、引越し当日の単身パックの追加料金を防ぐ方法を3つほどご提案します。
- 荷物情報を正確に伝える
- 不用品を処分する
- 訪問見積もりで他社のプランも検討する
1.荷物情報を正確に伝える
大前提の話にはなりますが、まず見積もりの段階で荷物の量や種類をできるだけ正確に伝えるよう注意しましょう。
単身パックでよくあるのが、ダンボールの数が予定より増えてしまうケースです。
大きな物はきちんと伝えられても、ダンボールの数は実際に荷造りをしてみないと想定しづらいからです。
また、WEB見積もりの場合は「家財の寸法」まで細かく申告することができないため、当日、荷物が積みきれない原因にもなります。
したがって、単身パックの追加料金を避ける見積もりのポイントは、以下のとおりです。
- 大きな家財の寸法を測る
- ダンボールの数をできるだけ正確に把握する
- 電話で見積もりを取る
こう考えると、単身パックの見積もりはかえって面倒かもしれませんね。
ちなみに、電話で見積もりを取ると「WEB割引」が利かなくなりますが、当日の追加料金のリスクはぐっと下がります。
2.不用品を処分する
引越しまでにまだ時間がある方は、不用品を事前に処分するのも効果があります。
単純に荷物が減れば、単身パックの料金も安くなるからです。
小さな不用品は、一般ゴミとしてどんどん処分しましょう。
大きな家財を処分するには、「自治体の粗大ゴミ回収」または「電気屋の収集」が安いです。
家財の引き取りを日通にお願いすることもできますが、料金が高いのでオススメしません。
3.訪問見積もりで他社のプランも検討する
そして極論をいえば、単身パックでの引越しが最適か、ここをよく検討してみる必要があります。
なぜなら、単身パックより通常プランのほうが安くなるケースもあるからです。
実際、私が以前に見積もりを取ったときは、以下のような金額になりました。
日通 | サカイ | |
プラン | 単身パック | トラックチャーター(通常プラン) |
料金 | 50,000円 | 35,000円 |
このときは県内の単身引越しでしたが、サカイの通常プランのほうが全然安かったです!
ですから、単身パックを検討するときは、他社からも必ず見積もりを取るようにしてください。
でも、何社も電話をかけて見積もりを依頼するのは面倒ですよね?
そんなときは、私が毎回使っている『引越し侍』をオススメします。
引越し侍は、条件に合う候補業者へまとめて見積もりを依頼できるサービスで、各社の概算料金もWEB上でチェックすることができます。
ちなみに、前回の引越しでは、以下のような見積もり結果になりました。
比較すれば、どこが安いか一目瞭然ですよね?
何社か比較するのはそれなりに手間はかかりますが、引越しで無駄に高い費用を払いたくない方は絶対に使ったほうが良いです。
もちろん、サービスは完全無料ですし、見積もりだけでもOKなので、気軽に試してみてくださいね。
まとめ
それでは、今回の内容をまとめます。
単身パックで引越し当日に荷物が入りきらないことが発覚した場合は、日通が以下の方法で対応してくれます。
- ボックスの追加
- ボックスサイズの変更
- あふれた荷物を別送する
ただし、この場合、追加料金は避けられません。
ですから、単身パックで荷物が積みきれるか心配な方は、事前に以下のことも注意しておきましょう。
- 荷物情報を正確に伝える
- 不用品を処分する
- 訪問見積もりで他社のプランも検討する
荷物量によっては、そもそも単身パックが合わない可能性もあります。
ですから、引越しで無駄に高い費用を払うことがないよう、他社のプランも比較しながら検討することをオススメします。