引越し「おまかせパック」の料金相場・サービス内容を業者ごとに比較解説

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引越し準備のなかで一番大変なのが「荷造り・荷解き」です。しかし、普段から仕事が忙しい人にとって、荷造りの時間を取るのは至難の業です。

そこでオススメなのが「おまかせパック」です。多くの引越し業者は「荷造りする時間がない」というニーズに応えるために、荷造り・荷解きサービスを提供しています。もちろん、有料のサービスにはなりますが、忙しい人にとっては非常に便利です。

このページでは、引越し業者が提供する「おまかせパック(荷造り・荷解き代行サービス)」について詳しく解説します。

目次

「おまかせパック」とは?

単身引越しの場合でも、約8割の人が荷造りに2週間ほどかかります。小物によって適切な包み方は違うため、慣れていないと、かなりの時間がかかります。

ただ、仕事が忙しい人ですと、引越しまでに荷造りの時間がほとんど確保できないことも考えられます。

実は、一番大変な「荷造り・荷解き」をすべて引越し業者に任せることができます。これが、いわゆる「おまかせパック」です。業者によってプラン名は異なりますが、ほとんどのところが荷造り・荷解きの代行サービスを提供しています。

おまかせパックのメリット

おまかせパックには、下記のような大きなメリットが2つあります。

【準備にかかる時間を大幅にカット】

普段の生活をしながらですと、荷造りは2週間ほどかかります。慣れていて早い人でも5日程度はかかると思います。ただ、おまかせパックを依頼すれば、それにかかる時間はすべてカットできます。ですから、忙しい人にとって、おまかせパックは非常にメリットが大きいです。

【後片付けが楽】

新居に荷物を搬入したら「引越し完了」ではありません。そこから、服や食器、小物などをすべて収納していく作業が待っています。しかし、忙しい人ですと、引越してから1ヵ月経っても「開けてないダンボールが山積み」というケースは良くあります。

ただ、おまかせパックを利用すれば、荷造りだけではなく、荷解きから収納、資材の回収まで行ってくれるため、後片付けが非常に楽です。

【筆者の失敗談】荷造り・荷解き編

私も、とくに忙しかった時期に引越しをしたことがあります。
一応休みはありましたが、疲れ果てて荷造りする気力はなし!
結局、引越し間際になってから、とにかく強引に箱詰めして当日を迎えました。
慌てて荷造りをしたので、シャツはくしゃくしゃ、本の表紙はビリビリ。
何だか今思うと、勢いまかせの引越しでした。

(資金に余裕があれば、おまかせプランで引越しを頼みたかったです)

おまかせパックはこんな人にオススメ!

そこで、以下のような問題を抱えている人に「おまかせパック」をおすすめします。

こんな人に「おまかせパック」はおすすめ

  • 転勤による急な引越しで、準備が間に合わない
  • 仕事が忙しすぎて、荷造りや荷解きをする時間がない
  • 小さい子どもがいるから手が離せない
  • 妊娠中で身体の自由が利かない
  • 高齢者で体力に自信がない
  • 荷造りや荷解きは面倒だから全部まかせたい

このように、「忙しい」という理由のほかにも、荷造りの準備が思うようにできないケースはさまざまです。

誰か引越しの手伝いをしてくれる人がいれば良いですが、頼れる人が見つからない場合は、「おまかせパック」を検討してみましょう。

「基本プラン」と「おまかせパック」の違い

しかし、おまかせプランを依頼するにしても、さまざまな疑問や不安があるかと思います。そこで、まずは「おまかせプラン」の基本的な流れについて理解しておきましょう。

おまかせプランは「基本プラン」に加えて、以下2つの作業がプラスされます。

【おまかせプランでやってもらえること】

旧居新居
荷造り(小物の箱詰め)荷解き、収納、資材の回収

「基本プラン」と「おまかせプラン」の流れを比べると、以下のとおりになります。

基本プランの流れおまかせプランの流れ
家具や家電の梱包

搬出

輸送

養生

搬入

家具や家電のセッティング

資材の回収
荷造り(小物の箱詰め)

家具や家電の梱包

搬出

輸送

養生

搬入

家具や家電のセッティング

荷解き、収納、後片づけ

資材の回収

どちらも基本的な流れに違いはありません。
しかし、おまかせプランの場合は、一番大変な荷造り・荷解きを業者にやってもらえるため、引越しの手間がほとんどかかりません。
また、ダンボールなどの梱包資材も回収してくれるため、後片づけもかなり楽です。

おまかせプランを利用したときの作業時間

ちなみに、荷造りと荷解きを業者にやってもらう場合、作業にかかる時間は以下のとおりです。

【業者に依頼した場合の作業時間の目安】
※一人暮らしの場合

荷造り荷解き・収納
約1.5時間約2.5時間

自分で1~2週間かけてやることを考えれば、かなりの短時間で終わることが理解できるかと思います。ですから、引越しの際に「時間がない」「手間をかけたくない」という人であれば、おまかせパックを利用しない手はありません。

おまかせパックのサービス内容を業者ごとに比較

荷造り・荷解きは、ほとんどの引越し業者で依頼することができます。ただし、プラン名や作業範囲は業者によって異なるため、その違いについて紹介します。

引越し業者プラン名作業範囲
アート引越センターおまかせパック「フルコース」荷造り

荷解き

収納

片づけ
おまかせパック「ハーフコース」荷造りのみ
アーク引越センターフルフルプラン荷造り

荷解き

収納

片づけ
サカイ引越センターらくらくコース プレミアム荷造り

荷解き

収納

片づけ

新居の掃除
らくらくAコース荷造り

荷解き

収納

片づけ
らくらくBコース荷造りのみ
らくらくCコース食器の荷造り・荷解きのみ
日本通運フルプラン荷造り

荷解き

収納

片づけ
アリさんマークの引越社アリさんスペシャルパック荷造り

荷解き

収納(食器棚・本棚などの細かな配置まで元どおり)
片づけ
アリさんフルパック荷造り

荷解き

収納

片づけ
アリさんパック荷造りのみ
ハート引越センターパーフェクトプラン荷造り

荷解き

収納

片づけ
クロネコヤマトらくらく荷造り荷造り(部屋単位で依頼ができる)
らくらく荷ほどき荷ほどき、収納(部屋単位で依頼できる)
タウン引越サービス荷造付きプラン荷造りのみ
全ておまかせプラン荷造り

荷解き

収納

片づけ

どのプランも、基本的に荷造りと荷ほどきはすべてお願いできます。また、荷造りと荷ほどきのどちらかだけを依頼したり、部屋単位で作業をお願いしたりすることも可能です。

引越し業者によってサービス内容は異なります。見積もりの際は、あなたの希望を伝えたうえで、要望にそったサービスを提供してくれる業者を選びましょう。

おまかせプランの料金相場

とはいうものの、やはり気になるのは料金ではないでしょうか。

おまかせプランの料金は、「引越し業者」や「任せる作業の範囲」によって異なります。ただ、いずれにしても通常の料金よりは、どうしても高くなってしまいます。なぜなら、荷造りや荷解きを依頼すると、業者スタッフの人件費が余計にかかるからです。

【おまかせパックの料金相場】

作業員1人当たりの人件費15,000円程度

■荷造りサービスの料金相場

荷造り作業に必要なスタッフの人数2~4人程度
荷造りの料金目安3~6万円程度

■荷解きサービスの料金相場

荷解き作業に必要なスタッフの人数2~4人程度
荷解きの料金目安3~6万円程度

■すべておまかせする場合の料金相場

おまかせパック(荷造り+荷解き)の料金相場6~12万円程度

おまかせパックの料金は、主に「箱詰めの作業量」によって決まります。それに応じてスタッフの人数や作業スケジュールが変わるからです。

正確な金額を知るには見積もりを取る必要がありますが、おおよそ「6~12万円」がおまかせパックの料金目安になります。

おまかせパックの料金が安い引越し業者

このように、おまかせパックは決して安くはありません。単身引越しともなると、「基本サービス料」より「荷造り・荷解きにかかる料金」のほうが高くつくケースもあります。この料金の高さが、おまかせパックを依頼するかどうか悩むポイントでもあります。

ただ、おまかせパックを利用するにしても、できるだけ安い業者を選ぶことはできます。実際、各社の見積もりを比べてみると、同じような内容でも料金に大きな差が生じます。

とくに、おまかせパックを利用する場合は、業者による料金の違いは大きくなります。

したがって、できるだけ安い引越し業者を選ぶには、複数社から見積もりを取り、料金を比べるのが鉄則です!

各社の見積もりをカンタンに比較しよう!

しかしながら、1社社に電話をして、見積もりを依頼するのは手間がかかって面倒です。

そこで便利なのが「一括見積もりサービス」です。

一括見積もりサービスを使えば、おまかせパックを扱っている引越し業者にまとめて見積もりを依頼できます。各社の料金やサービス内容をカンタンに比較できるので、あなたにとって好条件の業者がスグに見つかります。

上記のように、業者によって料金はまったく異なります。したがって、引越し業者を選ぶときは、料金を比べるのが必須です。

一括見積もりサービスは無料です。「おまかせパックは利用したいけど、費用はできるだけ抑えたい」という人は、ぜひ活用してほしいと思います。

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「おまかせパック」ってどこまでお任せできるの?

ここまでの説明で、忙しい人や体力に自信がない人にとって「おまかせパック」は非常に便利なサービスということが理解できたと思います。

ただ、「おまかせ」と言っても、どこまでやってもらえるのか疑問に思うのではないでしょうか。

結論から言うと、おまかせプランで依頼できるのは、基本的に「荷造りと荷解きのみ」です。したがって、それ以外のことは自分でやる必要があります。

たとえば、以下の作業は「おまかせパック」には含まれていません。

退去時の掃除

退去するときは、部屋をある程度掃除して引き渡すことになります。汚いままですと、退去費用が高くなってしまう可能性があるからです。

追加料金を払えば、退去時の掃除を行ってくれる引越し業者もあります。ただ、あれもこれも依頼すると、引越し料金がかなり高額になります。ですから最後の掃除は、できれば自分でするようにしましょう。

退去時に掃除しておきたいポイントについては、次の記事を参考にしてください。

お風呂やトイレ用品の荷造り

これらの物に関しては、衛生上、箱詰めを頼むことができません。ですから、バス用品やトイレ用品は自分で梱包しましょう。

貴重品の管理

原則として、現金や通帳、印鑑などの貴重品を業者に預けることはできません。万が一、紛失してしまうと、業者にとって非常にリスクが大きくなってしまうからです。そのため、貴重品は運んでもらう荷物とは分けておき、自分で管理しなければいけません。

下着類の梱包

女性の場合ですと、おまかせプランを依頼しても「下着には触ってほしくない」という人もいるはずです。その場合は、自分であらかじめ梱包しておく必要があります。


このように、おまかせパックでもすべての作業を依頼できるわけではありません。引越し当日に慌てて作業しなくて済むように、見積もりの際に「どこまでやってもらえるのか」をしっかり確認しておきましょう。

おまかせパックを依頼しても事前準備は必要

さらに、自分ですべき準備はこれだけではありません。おまかせパックを依頼したとしても、以下のことはあらかじめ準備する必要があります。

自分で行う作業
洗濯機の水抜き

冷蔵庫の霜取り、水抜き

不用品の仕分け、処分

生活ゴミの処理

石油ストーブの灯油抜き

新居での家具・家電の配置を決める

パソコンデータのバックアップ
自分で行う手続き
退去手続き

ライフライン(電気、ガス、水道)の解約・開始手続き

住民票の移転届け

インターネットの移転手続き

とくに引越しにともなう手続きは、どれも重要です。それなりに時間もかかるため、引越しが決まったら早めに進めることが肝心です。

まとめ

おまかせプランを利用すれば、引越しで一番大変な「荷造りと荷解き」をやってもらえるため、忙しい人にとっては非常に便利です。

ただ、上記で紹介したように、自分でやらなければいけない準備や手続きがあるので、忘れないように注意してください。

おまかせプランは便利なサービスですが、それだけに料金は高くなります。ですから、依頼するか検討するときは、できるだけ多くの業者から見積もりを取り、料金を必ず比較するようにしてください。

なお、その際は、一括見積もりサービスを使って、各社から効率よく見積もりを集めるのがポイントです。ほかにもやることはたくさんあるので、見積もりはできるだけ手間をかけずに、お得な引越し業者を賢く選びましょう。

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