ほとんどの大手業者は、引越しのダンボールを無料で提供しています。もちろん、サカイ引越センターも同様です。
ところで、使い終わったダンボールは引き取ってもらえるのでしょうか?
サカイ引越センターの場合は、連絡すれば後日、ダンボールを無料で引き取りに来てくれます。というよりも、正確には「成約のために無料にしている」のが実情です。
しかし、サカイのホームページを見ると、「ダンボール回収は1回につき1,000円」となっています。つまり、本来は有料サービスになります。そのため、引越しの内容によってはダンボールの回収料金がかかる場合もあります。
しかし、ダンボールを処分するのに、わざわざ費用は負担したくないはずです。
そこでこのページでは、サカイ引越しセンターにダンボールを無料で回収してもらえる確実な方法を紹介します。
この記事のもくじ
サカイ引越センターの梱包資材は無料
サカイ引越センターでは、成約者に無料で梱包資材を提供しています。
【サカイ引越センターの無料梱包資材】
無料でもらえる梱包資材 |
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当日無料で借りられる梱包資材 |
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見積もりの際、担当者が荷物量を確認してくれるので、必要な分だけ資材は提供してもらえます。したがって、ダンボールの調達については問題ありません。
サカイ引越センターのダンボール回収が有料なのはなぜ?
ここからは、本題である「サカイのダンボール回収事情」について解説します。
無料で回収してくれる業者があるなか、サカイは有料となると、意外と大きなマイナスポイントになってしまうのではないでしょうか。
有料→無料にして成約を取るの作戦
しかし実際のところは、ダンボールを無料で回収してもらえるケースが多いです。これは、一体どういうことでしょうか?
サカイ引越センターのホームページには「ダンボール回収が有料」と書かれていながら、実際のところは無料。何だか矛盾していますが、これが「成約してもらうためのサカイのやり方」です。
たとえば、サカイに契約を決めようか迷っているとき、営業マンから「ダンボール回収を無料にするので、うちに決めてください!」と言われたら、「契約してもいいかな」という気になるのではないでしょうか。
本来、有料のサービスがタダになれば、依頼するほうとしては悪い気はしないはずです。
つまり、ダンボール回収をあえて有料にしているのは、成約率を上げるための「サカイの戦略」と言えます。
したがって、サカイ引越センターの場合でも、ダンボールを無料で回収してもらうことは十分に可能です。
ただ、あくまでも「有料」というのが前提なので、場合によっては料金を請求されるケースもあることは理解しておきましょう。
ダンボール回収が有料だった場合の交渉術
とはいうものの、たとえ1,000円でもダンボールを処分ためだけに費用をかけるのは、もったいない気持ちになります。
もちろん、自治体の回収日にダンボールを出せば、無料で処分することはできます。しかし、何十枚ものダンボールを自分で収集所まで捨てにいくのは大変です。引越し業者が無料で回収してくれるのであれば、サービスを利用しない手はありません。
そこで、ダンボールの引き取りを無料にする確実な方法を紹介します。具体的なステップは、以下のとおりです。
【STEP1】サカイを含め、複数社から見積もりを取る
サカイの担当者と交渉する際、「○○社はダンボール回収が無料でしたよ」という具合に、他社の条件を提示するのが効果的です。
したがって、交渉を有利に進めるためには、サカイを含め、他社からも見積もりを取る必要があります。
【STEP2】最安値の料金をサカイの担当者に伝える
【STEP3】サカイの担当者に交渉して限界まで値引きしてもらう
交渉といっても、難しく考える必要はありません。ただシンプルに、「他社は○○万円でしたが、サカイさんはさらに安くなりますか?」と聞くだけで良いです。
引越し料金は、値引きするのが前提のようなものです。ですから、交渉すれば、サカイの担当者も値引きに応じてくれるはずです。
【STEP4】ダンボールの無料回収を引き合いに、さらに交渉する
STEP3までの流れで、サカイの料金を限界まで値引きしてもらいます。その金額が他社と比べて最安値になるかは分かりません。ただ、「サカイにとっての最安値」であることは間違いないです。
最後にもう一押しです。「ダンボールの回収を無料にしてくれたら契約します」と担当者に伝えましょう。契約を取るためなら、ダンボールの無料回収も簡単に引き受けてもらえるはずです。
【交渉のワンポイント!】
なお、交渉と聞くと、難しく感じる人もいるかもしれません。また、「対面での交渉は緊張する」という人もいるはずです。
ですから、交渉する際は、「対面」ではなく、「電話」で行うことをオススメします。そのほうが緊張しないですし、他社の条件とじっくり比較してから交渉に挑めるからです。
ここで紹介した交渉のステップは、ダンボールの回収を無料にしてもらえるだけでなく、値引きしてもらうのにも非常に効果的です。
【筆者の体験談】見積もり交渉編
私も以前、サカイ引越センターを利用したことがあります。見積もりの際、他社の料金と比較して、「もっと安くなりますか?」と交渉したのを覚えています。
そのとき、値引き交渉に応じてくれたのはもちろんのこと、担当者のほうから「ダンボールの無料回収もつけます」と提案してくれました。
ただ、難しいことは何もしていません。他社の料金と比べただけです。ですから、ぜひ上記のステップを参考に、交渉にチャレンジしてほしいと思います。
交渉を有利に進めるためには、複数社から見積もりを取ることが肝心です。
サカイを含め、複数社の見積もりをカンタンに集める方法
そこで活用してほしいのが「一括見積もりサービス」です。一括見積もりとは、「サカイを含め、有名会社からまとめて見積もりが取れるサービスのこと」です。
各社の料金やサービス内容をカンタンに比較できるので、業者選びの際には欠かせないサービスです。一括見積もりは無料のサービスなので、ぜひ活用することをオススメします。
ダンボール回収は予約が必要
ここまで、サカイのダンボール回収サービスを無料にする方法について説明しました。
なお、ダンボールを回収してもらうときは、事前に電話での予約が必要です。
どこに電話すれば良いかは、引越し当日もしくは見積もりの際に教えてもらえます。そのような説明がなかった場合は、担当の営業所に電話すれば対応してもらえます。
ただし、回収の日時まで指定することはできません。あなたの都合と回収のタイミングが合わない場合は、ある程度まとめて玄関先に置いておけば、不在でも回収してもらえます。
ダンボール回収に来ない場合の対処法
ダンボール回収におけるトラブルで、「電話で予約したのに取りに来ない」ということが良くあります。業者のスタッフは引越しの合間にダンボール回収を行いますが、忙しくて忘れてしまうのが理由です。
もし回収を忘れられて取りに来ない場合は、少し手間ですが、担当の営業所にもう一度連絡してダンボール回収を依頼しましょう。本来受けられるサービスですから、早めに対応してくれるはずです。
3月15日~4月15日の繁忙期は、サカイはダンボール回収を行っていない
しかし、3月中旬~4月上旬は、引越し業者が最も忙しくなる時期です。そのため、この時期になると、サカイ引越センターはダンボール回収に対応できなくなります。
ですから、繁忙期に引っ越す場合は、ダンボール回収の有無もしっかり確認しておきましょう。
ただ、引越し業者の中には、繁忙期でもダンボール回収に対応してくれるところもあります。また、交渉次第では、サカイでも対応してもらえる可能性はあります。
相見積もりを取ることは、何かとメリットがあります。業者選びの際は、ぜひ意識してほしいポイントです。
ダンボールの処分方法(回収不可の場合)
しかし、自分でダンボールを処分しようと考えている人もいるかもしれません。参考までに、ダンボールの処分方法をいくつか紹介します。
【自分でダンボールを処分する方法】
- 自治体の回収日に資源ゴミとして出す
- 町内の資源回収に出す
- ホームセンターまで捨てに行く
- 回収業者に依頼する
ダンボールの処分は、資源ゴミとして回収してもらうのが一般的です。
ただし、引越しのダンボールですから、量が結構多くなると思います。そうなると、ダンボールを運ぶのにも手間がかかります。
ですから、やはり引越し業者に回収してもらうのが一番楽です。サカイでも無料にできるサービスですから、ぜひ活用してほしいと思います。
まとめ
サカイ引越センターの場合、ホームページ上では「ダンボール回収は有料」となっています。ただ、契約を取るために、ダンボールの回収サービスを無料にしてくれるケースが多いようです。
しかし、前提では「有料」になるため、費用を請求されることもあります。その場合、上記で紹介した「交渉のステップ」を試してみてください。そうすれば、ダンボールを無料で回収してもらえるだけでなく、料金の値引きにも非常に効果的です。