結婚などにともなう引越しの場合、今使っている単身者用の洗濯機では小さくなるため、このタイミングで買い替えを検討している人もいるのではないでしょうか。
ただ、結婚や引越しなどで大きな出費が重なるため、洗濯機の買い替えにかかる費用はできるだけ節約したいものです。
洗濯機をお得に買い替えるためには、以下のポイントを押さえておきましょう。
【洗濯機をお得に買い替えるポイント】
- 洗濯機が安く買えるお店・時期を狙う
- 値引き交渉した上で洗濯機を購入する
- 古い洗濯機はリサイクルショップに買い取ってもらう
シンプルに、この3つのポイントさえ押さておけば、洗濯機をお得に買い替えることができます。実際に、私もこの方法で約30,500円の節約に成功しました。
そこでこのページでは、私の体験談を交えつつ、洗濯機をお得に買い替える方法をステップごとに詳しく解説します。
この記事のもくじ
購入する洗濯機を決める
まずは、どの洗濯機を購入するのか決めるところから始めましょう。
事前に新居の「洗濯機置き場の寸法」「玄関・入り口の幅」を確認しておく
ただし、いきなり家電量販店に行くのではなく、あらかじめ新居の防水パンや玄関・入り口の幅を確認する必要があります。なぜなら、買いたい洗濯機が新居に搬入できなかったり、設置できなかったりするケースがあるからです。
家電量販店のスタッフの方も言っていましたが、「購入したドラム洗濯機が搬入できなくてキャンセルになった」というトラブルが意外と多いそうです。ですから、どの洗濯機を買うか決めるまえに、まずは設置環境を確認しましょう。
新居を見学するときに確認するのが一番ですが、分からない場合は、管理会社に聞けば教えてもらえるはずです。防水パンや入り口の幅を確認したうえで、設置可能な洗濯機を選ぶようにしましょう。
販売スタッフに洗濯機の特徴を詳しく聞く
洗濯機の設置環境を確認したら、家電量販店に行って、どの洗濯機を購入するのか決めましょう。機種によって機能はさまざまですから、きちんと特徴を理解してから選ぶと良いです。
洗濯機を選ぶときに注目したいポイントは、以下のとおりです。
洗濯機選びのポイント
1.サイズ(容量) |
設置できるサイズのものか、また、どれくらいの容量がほしいかという点を確認してください。 |
2.乾燥機能の有無 |
洗濯機のタイプは、乾燥機能が付いているものと付いていないもので大きく分けることができます。 |
3.洗濯コースの種類 |
「おいそぎコース」や「おうちクリーニング」など、あなたが良く使う選択コースがあるか確認しましょう。お店によって独自のコースが設定されている機種もあります。 |
4.洗濯槽の掃除機能 |
家庭用サイズの洗濯機には、洗濯槽の掃除機能がついているタイプが多いです。掃除機能があるかどうかもチェックしましょう。 |
5.洗浄能力の違い |
洗濯機の種類によって、汚れの落とし方は異なります。油汚れや汗じみ、泥汚れなど、あなたが気になっている汚れに強いタイプの機種を選びましょう。 |
6.値段 |
乾燥機能がある洗濯機は、値段が高いです。一方、乾燥機がないものは、比較的安いです。また、同じような機能の洗濯機でも、メーカーによって値段は異なります。 |
洗濯機を選ぶ際は、上記6つのポイントに注目してみてください。
ただ、洗濯機の特徴を自分で細かく見極めるのは難しいです。ですから、販売スタッフに希望を伝え、その上でアドバイスをもらうのが確実です。
目当ての洗濯機が安く買える家電量販店を探す
洗濯機を安く買うためには、「どこのお店で購入するか」というのも重要なポイントです。なぜなら、同じ洗濯機でも、店舗によって値段が異なるからです。
たとえば今回、私が洗濯機を購入した際、2店舗の値段を比較したところ、以下のように差が生じました。
- E店「96,000円」
- J店「80,000円」
J店では、私が購入したい洗濯機が「オススメ商品」になっていたため、他店よりも安い特別価格でした。E店と比べると、J店のほうが16,000円もお得です。
このように、店舗ごとの値段を比較してみると、思いのほか大きな差が生じている場合があります。ですから、少しでもお得に洗濯機を買うためには、2~3店舗の価格を比較することをおすすめします。
決算期、創業祭、新機種が発売される前など、お得に購入できる時期も狙い目!
また、洗濯機が安くなる「時期」にも注目するべきです。たとえば、「9・3月の決算期」や「創業祭」などの時期です。この時期になると、家電量販店はセールを行うため、普段よりも安く購入できます。
また、新機種が発売されるまえの時期も狙い目です。新機種が出ると、古いモデルは売れなくなります。ですから、その前に古いモデルの在庫をなくすために、価格を大幅に下げて販売します。
洗濯機の場合は、6~8月に新しいモデルが発売されます。したがって、4~5月は、洗濯機が安く買える狙い目の時期です。とくに、「5月のゴールデンウィーク明け」は価格が最も安くなります。
安いお店で買うことも重要ですが、調整できるようであれば、「安い時期」を狙って買うことをおすすめします。
値引き交渉した上で洗濯機を購入する
洗濯機のモデル、お店、買う時期が決まったら、いよいよ購入です。そのときにやってほしいのが「値引き交渉」です。実は、家電は値引きが利きます。ですから、洗濯機を買うときは、必ず値引き交渉をしてください。
今回、私が買った洗濯機は「オススメ商品」だったため、そもそもお得な値段でした。しかし、さらに値引き交渉してみたところ、80,000円から5,000円も値引きしてもらえました。
値引き交渉と聞くと難しく感じるかもしれませんが、実際はカンタンです。ただ、「もう少しカンバって安くしてもらえませんか?」と言うだけです。
値引き幅はお店によって変わりますが、このセリフを言えば、確実に値引きしてもらえます。そもそも値引きを前提としているところがあるので、遠慮せず、積極的に交渉しましょう。
家電量販店で洗濯機の引き取りを予約しておく(キャンセルする可能性あり)
洗濯機を購入する際、一応、古い洗濯機の引き取りも予約しておきましょう。今まで使っていた洗濯機をリサイクルショップで買い取ってもらえなかった場合は、購入先に引き取ってもらうのが一番です。
家電量販店で洗濯機を引き取ってもらう場合は、以下の費用がかかります。
【洗濯機の引き取り費用】
リサイクル料金 | 2,500円程度 |
収集・運搬料金 | 1,000円程度 |
なお、洗濯機の引き取りは、近所の家電量販店でも対応してもらえます。新しい洗濯機を購入するお店が遠方になる場合は、今住んでいる近くのお店に引き取ってもらいましょう。
近所のリサイクルショップをネットで探す
ここまでは、新しい洗濯機をお得に買う方法を紹介しました。
次は、今使っている洗濯機の処分方法です。前述のとおり、古い洗濯機は処分するには費用がかかります。しかし、洗濯機がリサイクルショップで売れれば、処分費用を負担せずに「現金化」することができます。
ネットで検索すれば、リサイクルショップはすぐに見つかるはずです。リサイクルショップは、以下の手順で探してみましょう。
リサイクルショップを探す手順
1.ネットで近所のリサイクルショップを検索する
※検索キーワード
- 「洗濯機 買取り 地名」
- 「リサイクルショップ 洗濯機 地名」
2.検索された中からリサイクルショップを5店舗ほど選ぶ
※リサイクルショップを選ぶ基準
- 比較的近いお店
- 名前を聞いたことがある有名店
- 出張査定が無料のお店
3.リサイクルショップの電話番号を控える
検索の2ページ目にもリサイクルショップはヒットしますが、信用度が低いお店もあります。ですから、できるだけ1ページ目にヒットしたお店から候補を選ぶようにしてください。
リサイクルショップに電話して「買取りの可否」「買取金額の概算」「出張査定の費用」を聞く
次に、1店舗ずつ電話をして、情報を確認していきます。確認するポイントは、以下の3つです。
リサイクルショップに電話で確認すること
1.買取りの可否 |
洗濯機の製造年、モデルを伝え、買取りが可能か確認しましょう。一般的には、製造から5~6年以内のものが買取りの対象となります。 |
2.買取金額の概算 |
可能であれば、ある程度いくらで買い取ってもらえるかも聞きておきましょう。場合によっては、「ほとんど値段はつかない」と言ってくるお店もあります。そのようなお店に査定をお願いしても、時間の無駄になってしまいます。 |
3.出張査定の費用 |
ホームページを見れば、出張査定に費用がかかるのか書かれているはずです。ただ、念のため、電話でも確認しましょう。ほとんどのお店は無料で出張査定を行ってくれると思います。
しかし、査定は無料でも、引き取り費用がかかるケースもあります。ですから、「引き取り費用の有無」も確認したほうが良いです。 |
良さそうなリサイクルショップに出張査定を依頼する
「手順6」で必要な情報を確認したら、良さそうなリサイクルショップを2店舗ほど選び、出張査定を依頼しましょう。そして、査定額が高かったほうのお店に洗濯機を買い取ってもらいます。
ちなみに、私もリサイクルショップを5店舗選びましたが、結局、「買取り価格がつかない」「電話対応が悪い」「出張費がかかる」などの理由で、実際に出張査定をお願いしたのは1店舗だけです。
ですから、買い取ってもらえるのが確実であれば、査定は1店舗だけでも大丈夫です。私が売った洗濯機は「6年落ち」でしたが、何とか1,000円で買い取ってもらうことができました。
出張査定の様子
ちなみに、以下の画像は、出張査定で洗濯機を買い取ってもらったときの様子です。
売るのはコレ↑ 比較的きれいですが、製造から6年経っているので、売れるかギリギリのラインです。
査定中! 洗濯槽のなかまでライトで照らしてチェックしています。
査定結果は1,000円! 「何とか2,000円になりませんか?」と粘りましたが、「絶対ムリ!」とのこと。まあ、処分費用で3,500円を負担することを考えれば、4,500円は得したことになるのでO.Kとします。
洗濯機の搬出は、基本的にショップの方がやってくれるので、何もすることはありません。楽です!
無事、搬出完了! 6年ほど使った4kgの洗濯機とサヨナラです。お疲れさまでした!
出張査定は15分ほどですぐに終わります。
なお、古い洗濯機を買い取ってもうには、以下のようなコツがあります。
洗濯機を買い取ってもらうためのコツ
- 洗濯機をキレイに掃除する
- 買い取ってもらえそうなリサイクルショップに査定を依頼する
- 「ほとんど値段はつかない」と言われたら、「じゃあ買取りは結構です」と強気の発言をする
外回りや洗濯槽、フタの内側など、掃除をある程度しておけば、印象も良くなります。今回、査定を依頼したリサイクルショップは「6年落ちの洗濯機」は買取対象外でしたが、状態がキレイだったため、買い取ってもらえました。
ただ、基本的に、リサイクルショップは安く買い取ろうとします。ですから、場合によっては「ほとんど値段はつかない」と言われるケースもあります。
その場合は、こちらも強気の姿勢で「じゃあ買取りは結構です」と断ってみましょう。リサイクルショップのスタッフも手ぶらで帰るわけにはいきませんから、「じゃあ1,000円で」という具合に、値段をつけてくれると思います。
これらのポイントを押さえておけば、古い洗濯機でも買い取ってもらうことは可能です。そうすれば、処分費用を負担せずに、洗濯機を現金化することができます。
洗濯機の買い替えで節約できた金額
今回、私が洗濯機を買い替えて、節約できた金額についてまとめます。なお、分かりやすいよう、以下2つのパターンで費用を比較します。
- 【パターン1】J店で購入(値引きあり、古い洗濯機はリサイクルショップで買取り)
- 【パターン2】E店で購入(値引きなし、古い洗濯機はE店で引き取り)
パターン1 | パターン2 | |
購入先 | J店 | E店 |
本体価格 | 80,000円 | 96,000円 |
購入時期 | 創業祭 | セールなし |
値引き | -5,000円 | なし |
処分方法 | リサイクルショップで買取り | E店で引き取り |
処分費用 | -1,000円 | 3,500円(リサイクル料金+収集運搬料金) |
買い替え費用(合計) | 74,000円 | 99,500円 |
【J店の場合】
今回、私は安かったほうのJ店で洗濯機を購入しました。さらに、古い洗濯機は1,000円で買い取ってもらえたため、結果的に74,000円の出費でした。
【E店の場合】
しかし、何も考えずにE店で購入していたら、どうでしょうか。値引きもなし、買取りもなしですから、結果的に99,500円の出費になっていました。
結局、いくらお得だったの?
その差額は、25,500円です。J店は、さらに5,000円分のポイントも付けてくれたため、実質は30,500円も得したとこになります。洗濯機の買い替えでこれだけ節約できたのは、かなり嬉しかったです。
場合によっては、この金額は「一人暮らしの引越し費用」にも相当します。ですから、もし洗濯機の買い替えを検討しているのであれば、上記のポイントをぜひ参考にしてほしいと思います。
まとめ ~引越しで不用になる洗濯機をお得に買い替える方法【体験談レポート】~
今回は、「洗濯機のお得な買い替え術」について、実体験を踏まえて解説しました。このページでのポイントをまとめます。
洗濯機のお得な買い替え術まとめ
- 安く買えるお店・時期を狙う
- 家電は値引きが前提!必ず値引き交渉しよう
- 不用な洗濯機はリサイクルショップに売る
- 買取り不可の場合は、近所の家電量販店に引き取ってもらう
これが最重要ポイントです。
私の体験からも分かるように、これらのポイントを意識すれば、洗濯機の買い替えだけで30,000円も節約できます。どれも実践しやすいものばかりですから、上記のポイントはぜひ押さえておきましょう。
なお、古い洗濯機を処分する際、「リサイクルショップでの買取り」や「家電量販店での引き取り」が引越しまでに間に合わないときは、引越し業者に引き取ってもらうことも可能です。
しかし、洗濯機の引き取り費用は、業者によって大きく異なります。
