日通の単身パックは、「荷物が少ない単身者向け」のお得なプランです。ただし、ボックス輸送で荷物量が制限されるため、大きなものは運べないのがデメリットです。
そこで気づくはずです、「ベッドや自転車はどう運ぶの?」と。
結論から言うと、日通の単身パックではベッドや自転車をいっしょに運ぶことはできません。その場合は、以下3つの方法を検討しましょう。
- 日通の単身パックX(2tコンテナ使用)を検討する
- ベッドや自転車を宅配便で別送する
- 通常の引越しプランを検討する
これら3つの方法であれば、ベッドや自転車を運べます。ただし、引越しのケースによって料金に差が生じるため、損をしないように良く検討する必要があります。
このページの内容は、単身パックに積めないベッドや自転車をどのように運ぶのがベストか、その方法を検討するための解説です。
この記事のもくじ
単身パックではベッドや自転車は運べない
一人暮らしの引越しにお得なプランといえば「単身パック」ですが、それは荷物がボックスにうまく収まった場合です。
実は、ベッドや自転車などは単身パックのボックスには積めません。
したがって、別の方法で運ぶ必要があります。そうなれば、もちろん追加料金が発生しますから、必ずしも単身パックが安くなるとは限らないのです。
それでは、ベッドや自転車をどのように運ぶのとお得なのでしょうか?
前述のとおり、ベッドや自転車を運ぶには、以下の3つの方法があります。
【ベッドや自転車を輸送する方法】
- 日通の単身パックXを利用する
- ベッドや自転車を宅配便で送る
- 通常の引越しプランを利用する
日通の単身パックを検討している人で、ベッドや自転車を持っている場合は、シンプルに上記3つの方法から選びましょう。
ここからは、これらの3つの方法について詳しく説明します。
単身パックXならベッドや自転車も積載可能
実は、日通の単身パックには3つのタイプがあります。
(出典:https://www.nittsu.co.jp)
単身パックS・Lは、専用ボックスに荷物を載せて輸送する、いわゆる一般的な「単身パック」になります。
しかし、単身パックXの場合は、専用ボックスではなく、2tコンテナ(単身パックLの3倍の大きさ)を使います。そのため、単身パックS・Lに比べて、運べる荷物量がはるかに多いです。
ですから、単身パックXであれば、ベッドや自転車はもちろんのこと、ソファや家庭用冷蔵庫などの大きな家財も積めます。通常の単身パックでは荷物が収まらない場合は、「単身パックX」を検討してみましょう。
単身パックXの利用条件
ただし、単身パックXはコンテナを鉄道で輸送するため、利用できる対象エリアが限定されます。
対象エリアは以下のとおりです。
(出典:https://www.nittsu.co.jp)
さらに、単身パックXは「150km以上の長距離引越し」という条件もつきます。
単身パックXは割高?
しかし、これらの利用条件をクリアできても、もう一つ注意しておきたいことがあります。それは、単身パックXの料金です。
単身パックXの料金は「51,000円~」です。つまり、決して安いとは言い切れないのです。他社のプランを比べると、単身パックXのほうが、かえって割高になるケースもあります。
ですから、単身パックXを検討するときは、他社からも見積もりを取って比較することを忘れないでください。
まとめ
- 単身パックXはベッドや自転車もいっしょに輸送できる
- 単身パックXには、「対象エリア限定」「150km以上の長距離引越し」という条件がつく
- 単身パックXは家財をまとめて運べるが、割高になる可能性もある
ベッドや自転車だけ宅配便で送る方法もある
単身パックに収まらなかったベッドや自転車を運びたい場合は、シンプルに「宅配便」を利用する手もあります。日通に依頼すれば、ベッドや自転車も「別送品扱い」として、単身パックといっしょに運んでもらえます。
ただし、追加料金が発生します。たとえば、「都道府県内」または「となりの県」程度の引越しの場合、ベッドや自転車を別送するのに、以下の料金がかかります。
【宅配便の料金】※50km程度の距離
ベッドマットレス(シングル) | 15,000円程度 |
自転車 | 21,000円程度 |
※この金額は、あくまでも目安です。実際の料金は、見積もりで正確に提示してもらってください。
50km程度の引越しですと、単身パック自体の料金は「20,000円程度」です。それに、ベッドや自転車の輸送料を加えると、費用は以下のとおりです。
【単身パック+ベッド・自転車の料金】
単身パック+ベッドマットレス | 20,000+15,000=35,000円 |
単身パック+自転車 | 20,000+21,000=41,000円 |
宅配便を利用すれば、ベッドや自転車を単品で運んでもらえるので便利です。
しかし、単身パックの料金とあわせると、決して安いとは言えません。上記はマットレスだけの計算ですが、ベッドの枠組みも含めると、料金はさらに高額になります。
これでは、お得なはずの単身パックを利用しても、かえって損をすることになるかもしれません。いずれにしても、距離や荷物量に応じて料金は変わるため、一度、見積もりを取ったうえで検討しましょう。
まとめ
- ベッドや自転車は宅配便で単品輸送できる
- 単身パックと宅配便の料金を合せると、意外と高い
荷物をまとめて運ぶなら普通の引っ越しプランが確実
上記2つの方法(単身パックX、宅配便)は、あくまでも「単身パックを利用すること」を前提とした場合の手段です。
しかし、ここまでの説明で、単身パックが必ずしもお得とは限らないことは理解できたはずです。
したがって、単身パックだけに限定せず、他社のプランも含めて検討するべきです。
通常の引越しプランのほうが安いこともある
一般的な引越しプランであれば、荷物量に応じたサイズのトラックを1台チャーターできます。ですから、大きな家財があっても荷物をまとめて運べます。
それに、料金を比べても、一般的な引越しプランのほうがお得になることも考えられます。たとえば、50km程度の引越しを想定すると、料金は以下のようになります。
【単身パックと通常プランの料金比較】
単身パック+宅急便(ベッド、自転車) | 56,000円 |
通常の引越しプラン | 35,000円 |
このように、単身パックと宅急便を利用するより、一般的な引越しプランを利用したほうが安くなる可能性があります。ちなみに、単身パックXの最安値は「51,000円」ですから、それと比べても通常のプランのほうが安いです。
あくまでも事例ですから、このような金額に必ずなるわけではありません。ただ、「通常の引越しプランのほうが安くなる可能性もある」ということは理解しておいてください。
まとめ
- 通常プランなら荷物量やサイズを気にする必要なし!
- 単身パックより通常プランのほうが安くなる可能性あり!
日通の単身パックより安いプランを見つける方法
〜まとめ〜
今回は、単身パックのボックスに入らないベッドや自転車を運ぶ方法について解説しました。
単身パックXは容量が大きいため、ベッドや自転車でもラクラク積めます。また、小物や家電は単身パックで運び、ベッドや自転車は宅配便で別送するのもアリです。
ただし、これらの方法ですと、料金がかえって高くなってしまう可能性があります。ですから、他社の引越しプランも含めて検討することが重要です。
とはいえ、自分で1社1社に問い合わせて見積もりを依頼するのは、どうしても手間がかかります。
その際は、「一括見積もりサービス」を使うと便利です。
一括見積もりサービスは、日通を含め、複数社の料金をカンタンに比較できます。ですから、「できるだけお得なプランで引っ越したい!」という人には、一括見積もりサービスをぜひオススメします。