大学の卒業や単身赴任の解消にともなう引越しで、今まで使っていた家具や家電がいらなくなるケースもあります。
クロネコヤマトの場合は、それらの不用品を引越しの際に引き取ってもらえるのでしょうか。
クロネコヤマトには「不用品買取サービス」があります。状態によっては、引越しのタイミングで不用品を買い取ってもらうことが可能です。
また、買取りできない物でも、クロネコヤマトに処分をお願いすることはできます。
ただし、処分費用はかなり高額になります。
ですから、間に合うのであれば、「粗大ゴミとして捨てる」など、ほかの方法を検討したほうが良いです。
もし、不用品回収をクロネコヤマトなどの引越し業者にお願いする場合は、できるだけ複数社の料金を比べて、少しでも安いところを利用するのが賢い方法です。
このページでは、クロネコヤマトの「不用品買取サービス」や、不用品の引き取りを依頼するときの注意点について詳しく解説します。
クロネコヤマト「不用品買取サービス」とは?
不用品を処分するときは、「売れる物は売る」というのを大前提にしましょう。いらない物が売れれば、費用的にもかなり助かります。
そこで便利なのが、クロネコヤマトの「不用品買取サービス」です。
いらない物がある場合は、見積もりのタイミングで「不用品の査定」もしてもらってください。買値がつけば一番お得ですし、引き取りも引越しのタイミングで行ってくれるため便利です。
不用品買取サービスの流れ
不用品買取サービスの流れは、以下のとおりです。
- 見積もりの際に、不用品があることを伝える
- 「訪問見積もり」もしくは「引越し当日」に不用品を査定してもらう
- 不用品を引き取ってもらい、買取金額を受け取る
ポイントとしては、「事前に査定が必要になる」ということです。
ですから、訪問見積もりのタイミングで査定してもらうのがベストです。電話やWEB上で査定してもらうことはできません。
なお、クロネコヤマトの「単身引越サービス」の場合は、訪問見積もりがありません。
ただ、不用品を買い取ってもらいたいときは査定が必要になるため、訪問見積もりを依頼しましょう。
「買い取ってもらえる物」と「買い取ってもらえない物」
しかしながら、すべての物を買い取ってもらえるわけではありません。
「買い取ってもらえる物」と「買い取ってもらえない物」は、以下のとおりです。
買取りしてもらえる物 |
家電(製造より6年以内のもの) 家具(購入より6年以内のもの) 雑貨など |
買い取ってもらえない物 |
布生地製品の家具類 カーペット、カーテン、マットレス、ふとんなど 家電製品 エアコン、パソコン、プリンター、ガスコンロ、ヒーター、ストーブ、こたつ、OA機器など その他 貴金属、金券、美術品、絵画、骨董品、ブランド品、バッグ、靴、衣類、スポーツ用品、タイヤ、ゲームソフト、オルガン、健康器具など |
購入してから6年以内の家具や家電であれば、買い取ってもらうことができます。
ただし、傷や故障があると、買値がつかないケースもあるので注意しましょう。
買取不可でも、家具や家電なら引き取ってもらえる
それでは、買値がつかないものはどうすれば良いのでしょうか。
家具や家電などを自分で処分しようと思うと、結構大変です。また、引越しまでに処分が間に合わないことも考えられます。
その場合、家具や家電に限り、買値がつかないものでもクロネコヤマトに引き取ってもらうことは可能です。
自分で処分するのが難しい場合は、「引越し」と「不用品回収」をまとめて依頼すると手間がかかりません。
「買い取ってもらえない物」は引き取りも不可
なお、上記の「買い取ってもらえない物」リストにあるものは、クロネコヤマトに引き取ってもらうこともできません。
したがって、そのような不用品は自分で処分することになります。
引越し当日になって引き取りを拒否されないためにも、事前に「買取り」もしくは「引き取り」が可能か確認することが大事です。
クロネコヤマトに不用品の引き取りを依頼する場合は、回収料金に要注意!
買値が付かない物でも引き取ってもらえるのであれば、処分する手間がかからないので助かります。
ただし、「買取り」ではなく、「回収」を依頼する場合は、当然ながら費用がかかります。
たとえば、家電リサイクル法の対象品(テレビ、冷蔵庫、洗濯機、衣類乾燥機)を引き取ってもらう場合は、1品目につき「5,000~10,000円程度」の処分費用がかかります。
また、シングルベッドのマットレスの処分をお願いすると、「16,000円程度」の高額な手数料がかかります。
あくまでも目安の金額ではありますが、いずれにしても処分を依頼すると高額な費用がかかるのは確かです。
不用品の処分費用は引越し業者によって変わる
不用品の回収は、クロネコヤマト以外の引越し業者でも依頼できます。
しかし実は、回収料金は引越し業者によって違います。引越し料金の総額を比べると、数万円の差が生じることも良くあります。
したがって、少しでも費用を節約するには、各社の料金を比べ、できるだけ安い業者に依頼するのがポイントです。
そこで必要になるのが「見積もりの比較」です。比較さえできれば、どこが安いのかは一目瞭然です。
その際に便利なのが、「一括見積もりサービス」です。
複数社の見積もりをまとめてゲットできるので、各社の条件をカンタンに比較できます。
一括見積もりは無料のサービスなので、ぜひ利用することをオススメします。
⇒無料一括見積もりはこちら
(※リンク先のサービスとクロネコヤマトの提携は解除されました)
自分で1社1社に問い合わせて見積もりを依頼することもできますが、手間がかかって面倒です。
引越し業者を選ぶときは、一括見積もりサービスを使って効率よく見積もりを比較しましょう。
買取できない不用品は粗大ゴミとして自治体に回収してもらうと料金が安い
なお、家具などの粗大ゴミは、自治体に回収してもらう方法もオススメです。
なぜなら、処分費用が最も安いからです。たとえば、私が以前住んでいた自治体でマットレスの回収をお願いしたとき、負担した処分費用は800円でした。
ですから、費用の節約を考えるのであれば、自治体で処分するのも有効です。
しかし、自治体の粗大ゴミ回収は「予約制」です。
遅くとも2週間ほど前から手配する必要があるので、予約が遅れると、処分が引越しまでに間に合わない場合もあります。
また、自力で収集場所まで粗大ゴミを運ばなくてはいけないため、そもそも「自分では運べない」という人は依頼できません。
その場合は、費用が高くなりますが、引越し業者にお願いするのが無難です。
粗大ゴミの処分については、以下の記事に詳しくまとめています。
家電リサイクル法の対象品は粗大ゴミとして捨てちゃダメ!
ただし、家電リサイクル法の対象品(エアコン、テレビ、冷蔵庫、洗濯機、衣類乾燥機)は別です。
これらは、粗大ゴミとして回収してもらうことはできません。
引越し業者にお願いする以外の方法を検討したい場合は、次の記事を参考にしてください。
⇒家電リサイクル法対象品の処分方法:エアコン、テレビ、冷蔵庫、洗濯機
まとめ
今回は、クロネコヤマトに不用品の回収をお願いするときの注意点について解説しました。
クロネコヤマトには、「不用品買取サービス」があります。ですから、不用品でも買い取ってもらうことができれば一番良いです。
しかし、買取りの対象にはならないものもあります。ま
た、対象品でも、条件によって買取りできないものもあります。
そのような不用品は「粗大ゴミとして処分する」か「電気屋に引き取ってもらう」と費用が安く済みます。
ただ、手配が面倒になるため、「クロネコヤマトにまとめてお願いしたい」と考える人もいるはずです。
しかしながら、不用品の買取りや回収をしてくれるのはクロネコヤマトだけではありません。
ほかの大手引越し業者にも、同じようなサービスはあります。
そこで気をつけておきたいのは、「処分費用などは業者によって異なる」という点です。
したがって、「不用品の回収」を引越し業者にお願いする場合は、複数社から見積もりをとり、料金などを比べることが大切です。
その際は、一括見積もりサービスをおすすめします。
複数の引越し業者にまとめて見積もりを依頼できるため、料金やサービス内容などを比較するのに便利です。
無料のサービスなので、ぜひ利用してみてください。
(※下記に紹介する「引越し侍」とクロネコヤマトの提携は解除されております)